難しい漢字

最近『選択』という雑誌を読み始めた。事情によってちょっと遅れてしまったので、今6月号を読んでいるが、感じは難しいような気がする。錯誤ではないと思う。例えば、政治の情報カプセルで一番最初に立つ漢字は、「顰蹙{ひんしゅく}」だ。初めて見たと思うが、日本人なら当然読める字のだろう。少なくとも、すぐに書ける日本人も少ないと思いたいのだ。そして、「{うごめ}く」という字も出てきた。これも常用漢字ではないのは現実だが、ルビを振ってくれない。「傲然{ごうぜん}」の漢字も、「然」が分かるのは言うまでもないが、「傲」はちょっと見慣れていない。確かに漢字の練習になるが、漢字検定の何級でこの漢字を学ぶのだろう。私の訓練している準2級より上であることが分かるが。

ところで、数ヶ月前の情報誌を読むのは無駄だと思う人もいるかもしれないが、そうではない。出来事の前の予想を読んだら、有識者でも見通しが悪いことが分かる。例えば、鳩山首相(当時)が退陣したら小沢幹事長(当時)がどうなるかについての紙幅は少なくないが、同時辞任を予想した記事は皆無なのようだ。私が予想しなかったと言っても、驚く人はいないと思うが、世界の現状の理解は薄いことをまた実感することが役に立つと思う。私が傲然にならないように貢献するはずだ。

そして、当時あまり詳しく分からなかったことについても、今も重要な情報が載っている。勿論、刊行月に読むことは理想だし、それを目指す。しかし、今の出来事の背景を理解するのに使う素材として、過去の雑誌も読むつもりだ。


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