交渉

最近真由喜との交渉が多くなったし、有効にもなった。例えば、昨日の夕方に、イギリスの母とのビデオチャットの直前に真由喜が「ドーラポーラ(アメリカ製のDora the Explorerという子供向け番組のこと)が見たい!」と言い放った。その場で見始めたら、チャットに参加しないと予想して、説明した。

「間もなくおばあさんとのチャットが始まるので、挨拶してからドーラポーラを見たらどう?」

「今見たいんだけど。」

「うん、分かった。だが、今見始めたら、チャットが出来なくなるでしょう。だから、見る前にチャットで挨拶しよう。」

「ハローを言うだけ?」

「そうですね。言ったら、ドーラポーラを見る。」

「それはいい。」

そう言って、真由喜がチャットするためにオフィスに向かった。チャットで、五分ぐらい挨拶などしてから、「じゃぁ、ドーラポーラ!」と言ったので、ビデオを見せた。

晩ご飯も同じだった。ビデオがまだ見たかったが、「ちょっと食べてから見てもいい」と言ったら、真由喜が椅子に座って、ちょっと食べた。すべて食べてくれたわけはないが、形だけでもなかった。そして、ビデオを見せた。

基本的に、今の年齢で真由喜が自由に遊んだらいいと思うので、真由喜の企画に邪魔することを最低限に抑えようとする。食事などのことで必要となったら、交渉して真由喜の納得を得るように努める。その結果、真由喜がやりたいことをする前にやるべきことをする場合が多くなってきたような気がする。その結果に必要な条件は、私たちがいつも交渉の妥協に従うことだ。食べてからビデオを見てもいいと言ったら、真由喜が本格的に食べたら、ビデオを見させる。もう少し食べるように促すことがあるが、条件を満たしたら、真由喜にやりたいことをやらせるべきだ。このように信頼関係を築き、癇癪に遭わずに真由喜のやりたいことを延期するようになった。

最適な子育てかどうか分からないが、少なくとも純粋なわがままを防いで、日常生活の中の癇癪も減らす効果があるようだから、このまま続くつもりだ。


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