法隆寺奈良の旅行の最後の日に法隆寺に行くことにした。私は、7年前に奈良に行ったことがあるが、その時法隆寺に行けなかったので初めてだった。奈良からちょっと離れた斑鳩というところにあるので、荷物を奈良駅で預けて行くつもりだった。幸い、空いているコインロッカーがあったので、問題はなかった。但し、真由喜が鹿を入れることを許してくれなかった。だから赤くてプラスチックな鹿と一緒に世界遺産のお寺に向かった。
法隆寺はやはり素晴らしい。1300年以上前に建てられたと思い出したら、何も言えなくなる。工芸が進歩しないことをついに実感してしまう。劣化したとも思わないが、飛鳥時代の技術も高級で驚かせる巧妙な施しだ。これからまた1300年存続するように祈って止まない。
ずっと一緒存続する為に修理が必要であるのは言うまでもないが、私たちが訪れた時大講堂は修繕中だったので、そとから仮設足場しか見えなかった。中に入ったら仏像が見えたが、それに瓦のために寄付して、瓦の裏面に名前を書く機会もあった。ゆり子が「前からやりたかったし、ここは法隆寺だから、しようか」と言ったので、した。瓦の後ろに家族の名前を書いたが、片仮名を間違えてしまった。(小さい「ヤ」に「や」の点を加えてしまった。)だから、少なくとも100年間私の拙筆が法隆寺に保管されてしまう。仕方ないな。
法隆寺で夢殿も見たが、大宝蔵院には入らなかった。真由喜には博物館はまだ難しいし、三日間の観光の後で「家に帰って、牛乳を飲みながらビドエを見る」というしかなかった。だから、奈良駅に戻って、帰り道に乗った。
楽しい旅行だったし、奈良の醍醐味が味わえた。ただし、担当者として務めて、私が疲れた〜。