医薬神社

鳥居越に本殿が見える医薬{いやく}神社は小さい神社で、狭い境内に鎮座する。周りには住宅地や遊具がある公園があるが、神職はいない。案内本によると、明治維新までこのところに東光寺というお寺があったが、明治時代に廃寺になって、医薬神社と合併したそうだ。神仏分離を重視した明治政府が神社とお寺を簡単に合併させるのは考え難いが、廃寺の代わりにお寺の元鎮守の神社を鎮座するなどは充分可能。詳細は何であれ、結果は神社には墓地が付属することだ。神社に墓地は珍しいことは言うまでもないが、原則として死と関わる墓地を聖なる境内から隔離するそうだ。医薬神社もその例になる。神社が交差点に鎮座するが、墓地と社殿は、交差点の斜めで向かいます。車がよく通る道が境界になる。

境内で探したが、案内板はないようだった。だからご祭神などが分からないが、おみくじや絵馬がかなりあったので、祭の時になると賑わうと思わせる。祭の時はそうであるかもしれないが、私がお参りした時に誰もいない寂しい神社だった。案内板もないから特に寂しく感じたのだろう。


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