一年度が終わる

では、今日日曜日の代表者会議について書く余裕がある。ニュージーランドの地震のニュースや中東や北アフリカの混乱が続くなかこのような些細なことをネットで公開するなど情けないように感じることもあるが、私にはこのような大規模な出来事について言うことはないので、私の生活の中で起こったことについて書くしかないだろう。

さて、日曜日の代表者会議の会合は、今年度の最後だった。社会生活部会での審議がまた進んだ。留学生支援についての新しい資料を確認したら、追加の意見はなかったので、住宅支援についての問題に移った。

それで、事務局の方から資料の説明を受けて、審議に入った。代表者の一人が、自分の経験から川崎市の制度が周りの都会より進んだことを語ったし、私たち皆が制度の内容を評価したが、必要とする外国人が知っているかどうか疑問を抱いた。例えば、公的賃貸住宅の入居資格は、何の種類でも「日本国籍または外国人登録」だったので、差別の問題はない。そして、市が運営する保証会社制度も、日本人の保証人をなかなか見つけられない外国人の住居探しを強くサポートするとも賛成した。(統計によると、この制度を使うのは、圧倒的に日本国籍の高齢者だそうだ。もともと代表者会議の提言に基づいて設定された制度だそうだが、理由を問わずに、保証人が見つからない方を支援する制度になったので、代表者会議の「外国人の住みやすい町、日本人にも住みやすい」ということを表現する。)それに、川崎市や神奈川県には、外国人の住居探しを積極的に支援する不動産屋のネットワークもあるそうだ。これも、代表者には使ったことがあり、本当に積極的だったと言った。

しかし、またどうやってこの情報を必要とする人に伝えるかが焦点となった。制度は複数あるので、代表者会議の為に作ってもらった概要の資料を一般に配布したらいかがとか、不動産の店頭に置くとか、外国人のコミュニティーの中で情報網を作ってお互いに交換したらどうかなどのアイデアがあった。申請書などは難しい日本語で綴られることも問題視されたが、或る程度私たち外国人にも努力する義務があるので、外国語に翻訳してもらうほどではないだろう。ただし、日本人も申請書を難しく思うそうだから、皆のためにより簡単な日本語に書き換えたらいいのではないかとも思った。

この点でも、行政窓口の土日使用のことでも、図書館の外国語の本の件でも、制度や事実には問題はないものの、情報がちゃんと伝わったかどうかは不明。少なくとも、代表者の中に聞いたことがない人は多かったし、代表者になる外国人は、比較的に市政のことが分かる外国人であると言えよう。ただし、役割分担で、教育文化部会が情報の問題を担当することになったので、このような問題は、私たちがただ引き渡すことになるだろう。結局、今までの五つのテーマの中から、出入国管理、留学生支援、そして住宅支援をとりあえず提言まで持ち運ぶ候補として残すことにした。

そして、時間がかかるテーマの最初の労働・年金についての資料請求を話し合って、事務局に依頼した。だから、来年度から時間がかかるテーマの審議を始めることになった。それは、ほぼ私の予定の通りだから、満足だ。やはり月に一回の会合で、時間が限られるが、効率的に使ったと思った。ちょっと自慢になるが、仕方がない。来年度の奥深いテーマの審議も進んだら、と思う。


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