初卯祭

藁で作った蛇の顔。目は里芋、舌は長人参、角は牛蒡
白幡さんへようこそ

今日、白幡八幡大神初卯祭が執り行われた。私が参列したが、ゆり子の具合がちょっと悪くて真由喜と一緒に家で待っていた。私が数年連続的に参列したことがあるが、今年参加者は例年より多かったような気がした。もちろん、夏祭りや例大祭に至らないが、それに理由がある。先ずは、初卯祭が三月の初の卯の日に執り行われるので、ホームページを調べないと日にちが分からないからだ。そして、初の卯の日が平日になることは多いし、午前中に執り行うし、それにまだ寒い季節でもあるからだろう。だから境内が賑わうとは言えないが、この祭の当番は多いので、拝殿の中がいっぱいになった。

ちなみに、この祭は白幡さん一般の祭ではなく、神社の所属する八幡講の祭だそうだ。だから、今回講員ではない私が昇殿しなかった。

毎年書いたと思いますが、氏子の男性が二人青い裃を着て参列するし、それとともに白い羽織袴を着る子供二人も参列する。ホームページで読むように、この二人は氏子5歳未満の長男だったし、弓矢の神事で射手の役割を担った。私が初めて参列したとき、子供が形で弓を射ようとしたが、子供の高さの二倍以上の弓を操ることはできなかったので、最近大人が代行になる。それに、今年子供の一人は女性だった。後で禰宜さんと話して、長男不足の問題でこの工夫を導入したそうだ。家族の形が変わりつつある現在に、厳しい年齢制限に入る長男が少なくなることは驚くほどではないだろう。(三歳前半の子はできないだろうので、「五歳未満」の意味は、事実上「四歳」になる。)そして、氏子から抵抗はなかったそうだから、これから男女問わずにしようと思っているそうだ。これはいいことだと私が思う。先日に書いた通り、神道が創造を尊重して、神事を社会の現象に合わせるように更新するべきだと思うし、これはその典型例だ。禰宜さんが言った通り、違和感は全くないし、子供の二人とも可愛く見えた。女子がもちろん男子と同じように白い羽織袴を着たので、それも神事らしいと思う。要するに普段は着ない服装を着ることは、神事の要素の一つだと言えよう。このように伝統の本質を守りながら更新する行為を高く評価する。

そして、弓矢の神事が始まったら、私が射させていただいた。残念ながら、三本がすべて的から外れたので、五穀豊穣の願いであれば、家の五穀収穫が少なくなると思える。確かにバルコニーから沢山収穫とは思わなかったので、これもびっくりしないよね。

来年も見に行きたいが、来年ゆり子と真由喜が一緒にお参りできればいいと思う。可能にする為に頑張る。


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