日枝神社

鳥居から日枝神社
境内と言えるけれども
道からこの日枝神社を見たら、境内はないと思うだろう。玉垣などはないし、鳥居の内に消防団の倉庫も立つ。駐在神職はおろか、手水舎も案内板もない。そして、社殿も倉庫に見える。簡素な鉄筋コンクリート建物で、金属の屋根には神社らしい雰囲気はない。注連縄さえ薄くて、紙垂はない。

しかし、お参りしたら、ちょっと違う。先ずは、「神殿」と言ったが、本当に倉庫だろう。格子戸から覗いたら、建物の中に木造な祠もあるし、隣に御神輿が二基置いてある。御神輿を本殿の中に納めることはあまりないと思うので、外の建物は、彫刻が施された祠の妨害のためで、御神輿も守る建造物だと言えよう。つまり、道から神殿は見えないようだ。神殿は他の建物の中だ。

そして、神殿の前から左へ見たら、消防団の建物の間に細い道が小さな稲荷神社まで続く。この神社は小さかったし、老朽の痕もはっきり見えたが、中に赤飯と厚揚げが備えられたし、祠の前に葉っぱのついた竹が地面に刺されたし、手作りの「正一位稲荷大明神」の幟も飾られた。誰かがこの小さくて無名な神社を篤く崇敬する証拠は多かった。

実は、この神社、とくにこの稲荷の祠、の雰囲気は良かった。周りの建物があったものの、鎮守の杜もあまりなかったものの、祠は素朴な構造だったものの、それでもいい雰囲気だった。なんでだろうな。

建物の間を縫って稲荷神社に辿る

変な電話

昨日、レッスン中、変な電話が来た。

受話器を取って、いつもの通り話した。

「もしもし、チャートでございますが。」

シーン

「もしもし」と相手が言った。

「もしもし、チャートでございますが、」と私が繰り返して言った。

「あそこは会社ですか?」と聞かれた、間違い電話だと思ったが、そうではなかった。

「いいえ、自宅です」と答えたら、

「何をおっしゃった?」とまた尋ねられた。

「もしもし、チャートでございますが。」とまた言った。一つの電話で三回言うのは初めてだろう。

「知波田さんですか?」

「チャート」

「日本の人ですか?」

「まぁ、日本に住んでいますけど。」

「外国籍です。」と言って、切り。

ちょっと一体なんなんだという感じだった。推測するのは、選挙関係だっただろう。それ以外、国籍が決めることはあまりないと思うし、統一地方選挙が確かに迫るので、電話の選挙活動は不思議ではない。ちょっと失礼な言い方だったように感じるけれど。

一方、発音などからすぐに外国出身であることに気づかなかったようだ。だから、簡単な電話会話でネイティブのような発音ができたかな。ならば、嬉しい限りだ。