今日代表者会議の二年度目がやっと始まった。東日本大震災の影響で四月に開催されたはずの会議は延期されたので、前回から三ヶ月になった。幸い、社会生活部会で新しい話題を審議する予定だったので、もう前回何を言ったかが覚えられなくても問題にならなかった。
今日のテーマは、労働と年金だった。いつものように、事務局の方が役に立つ資料を用意してくれたので、それに基づいて審議した。労働支援について、ちょっとだけ審議した。資料を見たら分かるのは、外国人の就職活動を支援する制度がかなりあることだった。日本人と違って、言語の壁と在留資格の問題があるが、行政の機関がこの問題について相談相手になるそうだから、解決方法を探ったら、見つけられるだろう。コメントは、情報をどうやって伝えればいいのかぐらいだった。
年金には、より時間がかかった。先ずは、制度は複雑だ。例えば、老齢基礎年金を貰う為に、国民年金を25年間以上加入する必要がある。しかし、母国は協定がある国であれば、母国で年金制度に加入した機関が通算できるそうだ。要するに、母国で25年間加入して、日本で10年間加入したら、日本の年金が貰える。勿論、それは10年間の保険料の分に止まるけれども。だが、厚生年金や国民年金基金の制度がどのように組み合わせるか、まだ不明だ。そして、25年間以上加入したら、帰国しても日本の年金を受けることができる。保険料を納付したので、当たり前だろう。しかし、具体的に、どうやって受け取るかも問題になる。ゆうちょ銀行は、外国に支店は少ないし。そして、例えば外国人が日本人のサラリーマンと結婚したら、所謂第3号被保険者になるので、保険料はないが、離婚して帰国したら、年金がどうなるかなどの質問があった。
事務局のかたを虐めるかのようになったので、次回の会議に年金局の方の出席を求めることになった。事前に今回浮上した質問を知らせて、会議で直接に情報を求めることになった。制度をしっかりと把握しないと、問題点を指摘することはできないので、これは重要だ。
今日の審議が上手くいったと思う。部会の代表者の大半が積極的に参加したし、ちょっと消極的だった方に直接に意見を求めたら、応じてくれたので、会議全体の意見が醸し出せると思う。
ただし、二年間の短さを実感した。労働と年金に、二回しか使えないようだ。やはり、代表者会議でも時間が一番の制限になる。