警戒区域の一時帰宅

周知の通り、福島第一原子力発電所から半径20キロ以内が警戒区域になって、立入り禁止になっている。住民は、帰宅する為に集団で移動することになって、政府が派遣する人が立ち合う。これは住民にとっては大変だが、安全の為にも区域内の治安を保障するためにも、仕方がないと思う。

ただし、今朝のNHKニュースによると、一時帰宅が始まってから一ヶ月になった今まで、実現できた人が希望者の1割にしか達しない。これを問題視しないとならない。住民が自宅から必要な物を取る為に、十ヶ月に2時間がとても足りない。問題は付き添う人材の確保だと思えるが、このような基本的な被災者支援に政府が力を入れるべきなのではないか。人数を数倍にして、これから一ヶ月以内少なくとも残りの希望者の帰宅を実現させたほうがいいと思う。特にこれから真夏に入って、防災服で作業することの大変さが段々増して行くので、なるべく早く実現したら全面的にましだ。

避難所での生活は不自由だが、明らかな被害はない自宅に帰れないことは、かなりな精神的な負担になると思うので、この点でも被災者の支援が欲しい。


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