敬神功労賞

6月20日付けの神社新報の表紙に神社本庁が主催する敬神功労賞の授与式についての記事が載った。敬神功労賞は、「とくに功績の顕著な神社の役員・総代、氏子崇敬者」に与えられるそうだ。つまり、神職以外神社と深い関係を持つ人が対象になるようだ。30人が授賞したそうだが、その内数人の功労を具体的に紹介される。この内容は興味深い。

一人は、長い間近所の神社を篤く支えたようだ。約50年に亘って神社の注連縄などを製作して奉納したこともあるそうだし、去年神社の歴史についての特別講演会を開催したそうだし、そして総代に就任以前からほぼ毎朝参拝したそうだ。もう一人が学者と協力して、神社の境内の中にヒナコウモリの新居小屋を作って、コウモリの境内への移住に成功したそうだ。それに、神楽保存会に努めたそうだ。そして、もう一人が行政の例祭の日にちの変更の請求に反抗して、祭の日にちを維持して、祭を盛大に執り行わせたそうだ。最後に紹介された人が神社の神事芸能を復興させて、指導などの努力を挙げたそうだ。

特に興味深い点といえば、ここで地域社会の重視も、環境への配慮も、神社の一つひとつの伝統の維持の重要性も見える。この三つは、神社本庁がよく唱える行動だが、功労賞で認めることもいい。そして、合計30人だったので、残りの26人の功労は何だったか分からないので、推測には制限があるが、少なくとも象徴として皇室や政治と関係する行動は選択されなかった。表紙の一番の記事は、神道政治連盟についてだったので、ちょっと対照的だった。

私も、このような功労を評価して、受賞者におめでとうと伝えたいのだが、このブログを読む可能性はほぼないだろう。それはそれで、このような活動があある、このような活動を評価する神社界が私の興味を惹く。