福島県の県民健康調査

ニュースなどで報道されるが、福島県が全県民の放射線影響を調査することになった。これは大変いい計画だと思う。

なぜなら、福島第一原子力発電所の事故が起きてから、科学者が少量の放射線の健康への影響が分かっていないことを指摘しているからだ。或る程度以下の被曝で、健康に影響はないという説もあるし、少量であれば健康にいいという説もあるが、影響が被曝量とともに減るものの、いつも悪影響があるという説もある。それに影響の程度について同意できない。被曝量は少なければ、健康には大きな影響はないのは明らかだ。だが、小さな影響を検出するために、大きな調査は必要だ。そして、放射線の影響は、がんを引き起こすなどのことで、すぐに現れないので、調査を長く続ける必要がある。

福島県の調査の対象は200万人の県民だから、大きい。予定された期間も30年間だそうだから、長い。だから、この調査の結果で微量の被曝の影響が明らかになる可能性がある。将来の安全対策に役に立つ情報だし、それに福島県民の間に病気などが始まったら、すぐに検出されるので、対策が遅れないと望める。

だが、リンク先の記事から分かるように、問題が残る。被曝量は直接に量らなかったので、推定するしかないが、大震災の直後詳しく何をしたかを主出せる人は少ないだろう。だから推測の根拠が緩む。もちろん、仕方がない。3月11日に被曝量を量ることの優先順位は高くなかった。人を救うことに精一杯だった。そして、続く混乱のなかで量るのは難しかった。だから問診票に3月の活動を詳しく聞く。屋外で行動したら、被曝量はちょっと多めに、ずっと屋内だったら、被曝量が少なめに、そして住宅地は原発に近いが、すぐに東京の避難所に移ったら、被曝量が少なくなる。調査を行う科学者には難問は多いので、頑張っていただきたい。

このように情報を集めて、今の被災者の支援にもなるし、将来の安全にも貢献するので、調査の結果を期待する。