子安神社

石田子安神社の鎮座地は大山街道からちょっと離れているが、近かったので寄り道した。興味深い神社だった。地元の鎮守で規模は大きい方だが、目立たないだろう。御祭神はイザナギ神とイザナミ神だそうだが、神社の呼称から縁結び・子宝・安産の御神徳があるとも言われる。これも珍しくない。

注連縄で結んだ木が日本見える。周りの玉垣越に抱き締める根も見える
結びの木
そして、境内には木々は多い。かつて大きな松があったようだが、それが枯れて、今株しか残っていない。一方、写真で見える「結びの木」がまだ生える。玉垣がちょっと邪魔になるが、木の根が見える。桜の木の根が銀杏の木をしっかり抱き締めるので、案内板によるとこの木々が夫婦のように見えるので、注連縄を張ったり、玉垣を廻らしたりしたそうだ。結びの木の隣に鐘があることも写真で分かる。

それに、玉垣に神社を支援する方の名前が刻まれたし、案内板には境内の掃除の当番が書いてあるので、この神社を崇敬する人がたくさんいることも窺える。実は、境内の案内は特に多い。お参りの作法を紹介する案内板もあるが、普通の「二礼二拍手一礼」の案内に止まらず、鳥居の潜り方から始まる詳しい説明がある。確かに社殿に置かれた案内板だから、初めてお参りする時に一部が役に立たないだろうが、二回目以降参考にする人がいると思ってもいい。

しかし、この案内板には裏面がある。「ボールを投げないこと」との看板や「夜間立入禁止」との看板や「移動禁止」のベンチにの貼り紙があった。遊具はないことはもうわかっただろう。この禁止版の多さで、人を歓迎しない印象は強かった。雰囲気のいい神社なはずだったのに、これで何か冷たい気分になって、いたくなくなった。同じように指導が口頭で言われたら、問題にならないはずだ。命令の内容は所詮合理的だし、特に厳しくないからだ。といっても、貼り紙が絶えずに命令を伝えたら、違反する意志を隠しているように扱われるかのような気持ちだっただろう。貼り紙から考えたら、この神社には破損になった問題があったと思う。だから、再発防止策として禁止令を貼ったかもしれない。問題と取り組む必要があるのは否めないが、別な方法を探してほしいと思う。


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