脱原発、脱炭素

世界中脱原発運動が強まる。理由は周知の通りだから、明記にする必要はないだろう。

一方、脱炭素運動もある。それは、発電で石炭や石油を使わないようにする運動だ。動機は地球温暖化。炭素発は原発より深刻な問題だとも言える。それは、被害を比べたら分かることだ。

地球温暖化で、海面も上がるのは確実だ。気温が上がったら、氷が溶けるし、水が膨大する。これは単純な因果関係だから、疑えない結果だ。それに、台風の頻度や強さが増える可能性は高い。気候の理解はまだまだ難しいので、これは確実ではないが、もうこの傾向があると示す証拠もあるそうだ。この現象を併せたら、海岸に住めなくなる可能性は高い。海面の上がりで浸水する地域もあるが、台風で必ず洪水になってしまう地域が大幅に拡大してしまう。大台場に住めなくなる可能性はなくはない。それは日本の場合。太平洋の島国の場合、国全体が完全に沈没するケースもある。それに、農業が混乱になって、食糧不足になりかねない。だから、住まいを失う人は、福島第一原子力発電所の事故で避難させられた方々より多いと推測する。死者も多くなる恐れは多い。

それに加えて、原発の問題は、震災や事故を原因とする。炭素発の問題は、通常の運営を原因とする。事故を完全に防止できないことを認めても、頻度を減らすことはできる。一方、通常運営は通常運営だ。減らすことは脱炭素そのものだ。

あいにく、今夏の電力不足でよく分かったのは、脱電力はできないことだ。再生可能エネルギーを促しても、足りるかどうかは不明だ。

具体的な対策として、新規の原発や火力発電所を禁じて、省エネや再生可能エネルギーや核融合を促進するべきだろう。極めて難しい問題だと認めざるを得ない。


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