
下社の本殿の横に参道の入り口があるが、祓串が備わったし、安全のお守りもいただける。私が自分を祓ってからちょっと賽銭を納めてお守りを身につけた。そして、門をくぐって、鳥居から更なる参拝が始まった。鳥居をくぐったら急な石段を登るが、それから最後のところまで傾斜の山路で進む。進行が分かるように参道が20数分に分けられたし、途中でベンチなどがある休憩場が設けられた。それでも、下社から一時間弱がかかったかと思う。距離は遠くないが、かなり上がるので時間も体力も必要だ。

神社の直感は本当に不思議だと思う。阿夫利神社本社のように大自然の中で山頂に俗界と離れた場所に鎮座するものの、特に印象はないのに、下鶴間諏訪神社のように住宅地に鎮座する神社の印象は素晴らしい。霊力とすぐに言う人もいると思うが、私はそうではない。様々な微妙な要因があるので、印象の源泉をすぐに検出できるはずはない。だから、天気とか自分の気分とかゴミの状況などの普通の原因で印象が左右される可能性は充分あると思わざるを得ない。神社にお参りし続けたら、徐々に自分の印象の根拠が分かってくるのではないか。