『揺れ動く貴族社会』〜日本の歴史 四

このブログを長く読んでくださった方が覚えるかもしれないが、2009年から小学館が出版した日本の歴史のシリーズを読み始めた。第四巻を読むには一年以上がかかったが、最近やっと最後まで読もうとして、通勤の電車などで読んだので、ついに終わった。タイトルから明らかではないが、平安時代を語る本だ。

このシリーズの満足度が高いままで続く。時間の流れに沿って出来事を語らないが、テーマ別の章で自然災害や戦争、日常生活や貿易などの平安時代の真実を紹介するので、例えば空海や最澄についてより詳しくなったような気がするし、平安時代の生活がちょっと明らかになった。貴族社会は勿論中心だが、地域の平民も或る程度分かってきた。やはり、平安時代の衛生上京は大変だったので、疫病の流行りは恐ろしかったし、武士などの権力者の残虐な行為も酷かったので、平安時代に生きなくてよかったと思うしかない。貴族生まれとしても、生活は不自由で短いからだ。

読むには余りにも時間を使ったので、総括的な書評はできないが、シリーズを読み続けて、日本の歴史について詳しくなるつもりだ。


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