幼児が習うべきこと

真由喜が幼稚園に通ったら、他の子と接するようになった。その子には、もう平仮名が全て読める子もいるし、書こうとしているこもいるそうだ。真由喜は、自分の名前を読むことはできるとは言え、平仮名はまだできないと言った方が正しい。しかし、それが気にならない。なぜなら、平仮名を覚えるに長くても一ヶ月しか必要ないからだ。つまり、平仮名の必要性を感じるようになったら、すぐに身につけられることだ。興味がもう芽生えているので、すぐに読めるようになりたがるのではないかと思うが、真由喜のやる気を待っても平気だ。

日本舞踊も同じ感覚だ。今集中して一つの踊りを上手にすることは難しいので、ある遊びとしてやっていると言えよう。また同じく幼稚園の一日を振り返ったら、真由喜が「幼稚園でいっぱい遊べた」とよく言う。それもいいと思う。

幼児として習うべきことは、学問ではなく、芸能ではなく、学問や芸能が前提とする基礎能力だ。それは、集中力、好奇心、忍耐力、自己管理力、解釈力、表現力などだ。このような力を強制的に付けさせることはできないので、導き出すしかない。好奇心は自然に湧いてくるので、抑制しない限り大丈夫だ。解釈力と表現力は、真剣に真由喜を相手にして会話すれば上達すると私が信じている。特に真由喜が自分の欲望を上手く表現できたら、叶えてもらうと真由喜が信じたら、上手く表現するように頑張るはずだ。表現できなかったら、叶えてもらう筈はないが、表現さえできれば叶うなら、強い動機になるのではないか。忍耐力は、ちょっと待たせることで育む。しかし、必ず言う通りにすることも重要だと思う。そうしないと、待てば貰わないと思うようになって、忍耐力が成長しない。これが自己管理力にも貢献するだろう。同じように、やりたいことをする前に必要な他のことをするように指導したら、自己管理力にも繋がると思う。集中力は、積極的に真由喜の難しいこととの挑戦を応援する行動で育めると思う。

真由喜が小学生になったら、学問と挑戦するので、その前に基盤を敷くのは大事だ。その基盤は強かったら、自発的に勉強するようになるし、苦しまずに仕方がない勉強もできるようになると信じている。

正しいかどうかは、三年後に分かるだろう。


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