文字の芽生え

最近真由喜が文字に本格的な興味を示し始めた。自分の名前の平仮名の「き」を楽しそうに書くことが多いし、昨日の夜に人形に絵本を「読み」聞かせた。だから、数ヶ月以内読めるようになると思ってもいいし、書けるようになるとも思う。もちろん、私もゆり子も真由喜の識字を支援しないと行けないが、もうその方針を取っているので、問題にならないだろう。5歳になる前に文字に一応親しんだらいいと思う。

アルファベットより平仮名は先であることには、理由は二つある。一つは、日本に住んで、平仮名の方が馴染みやすいからだ。しかし、もう一つはより基本的だ。英語の綴りと発音との間の関係は非常に薄いことは、日本人でもよく知っていると思う。その現象が識字の妨げになることは、研究で明らかにされた。一方、平仮名はほぼ表音文字だ。歴史的な仮名遣いの名残の「は」や「を」や「おおきい」があるが、少ない。直ぐに覚えられる。それ以外、文字の音は決まっているので、読書の基本技能を目に付けるにぴったりだ。実は、英語圏でもアルファベットを表音文字として使って読書を紹介する方法も重視されるそうだ。だから、真由喜が平仮名で読書の基本を身につけたら、それから漢字やアルファベットを紹介してもいいと思う。

識字に急がなくてもいいと前にも述べたが、ここでその根拠が見える。小学校に入学するまでちゃんと読めるようになったら、人生に問題にならないので、厳しい〆切りではない。他の親に自慢するための材料にならなくても、問題はない。それは育児の目標ではない。


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