
講師は四人いた。二人は私の英語の生徒さんで、大学の現場や入学試験で英語の中のロジックの役割を説明した。もう一人はテンプル大学日本校の副学長で、国際的な大学教育のなかでロジックの重要性を紹介した。そして、私がより具体的な話をした。やはり、実用の証言があって心強かった。
私の話の内容を完全に披露したら上司に叱られるので、ちょっとだけ紹介する。話の主旨は、ロジックは英語のコミュニケーションの必要不可欠の一部であることだった。単語と文法と同じような重要性を持っていると述べた。ロジックが完璧であったら、文法や言葉遣いのミスがコミュニケーションの支障にならないと思う。確かに文法や単語が最低限を満たなければ、その言語でコミュニケーションはできないが、そのレベルは驚くほど低い。必要なロジックもそれほど多くないと思う。だから、比較的に短い講座で、役に立つ技能が習える。
ちょっと強調した点は、ネイティブの英語に迷わせられないこと。グローバル化の社会で、英語で話す相手はネイティブではない場合も多いし、ネイティブの表現は必ずしもコミュニケーションにはいいとは限らないので、意味を伝える為の技能はネイティブらしい話し方より遥かに重要だ。
もちろん、ネイティブのような英語の憧れがよく分かる。私も、ネイティブのような日本語ができるようになったら嬉しい限りだ。しかし、数年間、十数年間の勉強や練習が必要になるので、その前の段階でコミュニケーション力のほうが重要だと思う。特に、高校でネイティブ並みになる筈はないので、英語を使いこなせるようになる目標のほうが相応しいと思う。
感想のアンケートがあったが、わざと読まないことにした。明日、またオフィスに言ったら読む。8時半ぐらい終わったので、もう帰って寝たかったし、ちゃんと考える力もなかった。明日読んでも、充分次回の講演に参考になる。だから、成功だったかどうか分からないが、少なくとも著しい失敗はなかったので、無事に終わったと言える。