今日の午後ゆり子が美術館と美容院に出かけたので、私が真由喜と一緒に過ごした。買い物することになったので、一緒にスーパーと薬局に行った。スーパーで真由喜がスイートプリクユアのカレーライスのカレーを見つけて、求めた。
「本当に必要かな?」
「だって、ダディーが遅くなる日に食べるから。」まさしくその通りだから、無駄にならないと思って、買ってあげた。
そして、薬局のスーパーに言って、歯磨き粉などを買った。お菓子のところを通ったら、真由喜の目に好きなラメヌのキャンディーが入った。立ち止まった。
「真由喜、来てね。」
「ラムネ欲しい!」
「でも、前にカレーを買ったでしょう。」
「うん、そうだった。」
そして、素直に私と一緒に歯磨き粉のところへ行った。何もラムネのことに触れなかった。
多分、スーパーで言ったことには謎解きの緒があるだろう。それは、
「ダディーは優しいね。私が欲しいものを買ってくれるから。一つはね。」
だから、もう一つをもらったことを思い出させたら、真由喜が自分の「一つ」の規則も思い出して、素直に止めてくれたかもしれない。
それでも、何も論争とか癇癪とか説得などなしに真由喜が従ってくれるなど、驚きの極まりだった。もちろん、当たり前のように受け止めたふりにして、ただ「ありがとうね」と言ったが、将来にも同じ現象が見えるのかな。