予想外の副作用

先日のNHKニュースで新型のLED信号についての情報があった。従来の信号が熱を放ったが、LEDは省エネで、熱を余り出さないそうだ。その結果、最近の大雪で信号に積雪があるが、溶けないそうだ。従来の信号だったら、電球の熱で溶けたが、LEDは光しか放たないので雪がそのまま残るそうだ。その結果、信号が見づらくなるので、警察が回って対策をとらなければならないという。

このような現象は珍しくない。この世の一部でも、人間が把握できないほど複雑だ。見逃した現象が起きると、予想できなかった結果が発生する。信号の雪問題は些細な例で、福島第一原子力発電所の事故は甚大な例である。毎回、経験を活かして次回の対策を構えるべきだが、それに加えて計画の方式も考えるべきだ。何かがあって、計画を変える必要が発生することに覚悟して、いつも臨機応変が効く計画を企てるべきだと思う。途中の修正が可能な状態を維持するのは基本方針の一つだと認めざるを得ない。


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