初卯祭

鳥居に付いた藁で作られた蛇
今年の蛇
水曜日に白幡八幡大神の初卯祭が執り行われた。毎年紹介するが、このお祭りは三月の初の卯の日に執り行われるので、毎年神社で日にちを確認しなければならない。そして、卯の日に決まっているので、平日になる年は多い。平日でも参列したいので、仕事を調整して午前中休めるようにする。今年もそうだった。水曜日の午前中のレッスンを一周延期した。

初卯祭の前に、白幡八幡大神の二の鳥居に藁蛇が付けられる。九月の例大祭まで晒されるが、初卯祭の日に限って、鮮やかで輝く。当然ながら形態は基本的に決まっているが、毎年の顔は楽しみだ。ちょっと可愛い蛇だからだ。

初卯祭が拝殿の中の神事から始まるが、それから境内で見事な特殊神事が行われる。氏子から選ばれた稚児が二人いるが、真っ白の羽織袴を着て、青い羽織袴を着ている祖父と一緒に拝殿の前に座って、玉串を奉る。そして、境内で矢を討つ。最初に祭祀の為の特別の竹の弓矢が使われるが、それから弓道の弓矢に代わって、参列者が的を狙って討つ。これは、所謂年占で、今年の豊作か凶作かを占う神事から発生したが、現在的に当たるかどうかに気にしないようだ。

一昨年以前、稚児はいつも5歳になった男子だったが、去年初めて女子の稚児が参加した。今年も、稚児は男子一人、女子一人だったが、違和感はなかった。家族が小さくなる次第、5歳の長男はもちろん、5歳の男子も少なくなってくるからだそうだ。このまま続くと、男女一人ずつが伝統になるだろう。

祭祀に参列する人は普段少ない。平日だし、問い合わせしないと日にちが分からないので、当然だ。写真を撮りにきた人はいつもいるが、今年近所のケーブルテレビの撮影に来た人もいた。そして、近所の小学校から3年生の一組も担任の先生と一緒に参列した。それは初めてだったと思う。かなり賑やかになった。

この祭りは神社に付属する八幡講によって主催されるので、神社一般の祭祀ではない。だから、私が拝殿に入らない。八幡講の一員ではないからだ。それでも、稚児と祖父や講の役員が矢を討ったら、毎年のように討つように言われた。必ず凶作になると訴えても、許してもらえなかったので、矢を討った。結果として、4本のうち、3本が的に当たった。今年、的は近かったし、毎年討つので、年に一回だが練習したことがある。そして、小学生が「先生、先生!」と唱えて、先生が討つことになった。数年の練習はなかったが、すぐに方法が分かった。近所にある知的障害者の施設からも二人が参列したが、一人が施設の先生と一緒に矢を討つことにもなった。

総括すれば、拝殿の中の神事は、ちょっと排他的な要素があるが、境内で矢を討つ神事は、参列したら参加してもいい神事だ。(まぁ、小学生も参加したがっていたが、先生が「危ない」と言って、禁じた。確かに3年生でちょっと危ないよね。)

とてもいい神事だから、来年も参列するつもりだ。


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