通勤時間

最近考えたことは、通勤時間を勤務時間の一部として看做されたらいいのではないかということだ。

通勤の時間は、働くために、つまり勤め先の為に費やす時間だ。そうであれば、勤め先が支払うべきなのではないか。

もちろん、通勤時間を毎日の実際の時間で計算するわけにはいかない。その代わりに、時間通りに出勤するために、何時に家を出なければならないことに基づいて計算するべきだと思う。計算する為に、歩いて行くか、自転車を使うか、それとも公衆交通機関をつかうかを想定して、一番早い方法で定める。わざと時間がかかる方法を選んだら、それは勤務先のためにではないので、勤務先の負担になってはいけない。一方、自動車で計算すれば、自動車を持つことが前提になる。会社が車を無償で渡す筈はないので、負担を社員に転嫁する。だから許さない。

収入に影響を与える場合は実に少ない。最低賃金に近い人に限る。正社員は、通勤時間を組み入れても、最低賃金を上回るからだ。でも、勤務時間の制限を法律で定めたら、影響を与える。

通勤時間が勤務時間に含まれなかったら、勤務先が事実上占領する時間が机上の時間を大きく上回る場合がある。特に非正規労働者の場合、あちこちの勤務先へ移動する必要があるので、抵抗力が一番弱い人には負担が一番重くなる。法律の役割はそのような状態を防ぐことだから、法律の範囲に入れてもいいと思ってきた。


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