カリフォルニアの真由喜

真由喜が車に座って、サングラスをした行く前から真由喜がカリフォルニアへ行くことを大に楽しみにしていた。到着すれば、楽しみが無くならなかった。カリフォルニアの生活やスタイルには、私が着くまでに溶け込んだ。食べ物が日本と大きく変わらなかったが、いつものように楽しく食べた。

真由喜がちゃんと英語を喋るかどうかはもちろん一番関心になった点だった。幸い、問題はなかった。大人と英語を話すことはまだ少なかったが、短い会話ができた。他の子供や飼い犬の場合は、英語で沢山喋った。理解には問題は一切なかったので、私も心配する必要は全くないのを確認できた。ゆり子もちょっと安心したようだ。

父の家の裏庭には温水プールがあるので、真由喜がプールでよく遊んだ。大きな出来事は、何も掴まずに泳ぐようになった。もちろん、まだ沈まないような物を着ているが、水の恐怖が無くなっているので、これから何もなくて泳げるようになるまで、時間と練習しか必要ではない。私とゆり子が二人でお出かけしていた間に、父がプールで真由喜を水泳に導いた。先ず、父の手を掴みながらプールの縁に近く泳いだ。そして、プールの掃除の為の道具に掴んで、プールの真ん中に行った。そこで、道具を一秒放して、また掴んだ。それから二秒。十秒をしたら、また掴まなかった。

真由喜がプールの中で泳いでいる私とゆり子が帰ったら、真由喜が駆け込んで、「見せたいことがある!」と言って、プールまで連れて行った。私たちの目の前でプールに入って、一人で真ん中に向かった。「泳げるようになった!」と。

面白いことに、真由喜の同い年の従弟が今までそう言うことを怖がったそうだが、翌日泳いでいる真由喜を見たら、即座プルの真ん中に飛び込んで、一緒に泳いだり遊んだりした。やはり従姉に負けない意志は強い。

アメリカは楽しかったが、帰国になったら、真由喜が惜しまなかった。なぜなら、「日本には友達は沢山いる。アメリカには従兄弟達だけだ」からだそうだ。それも可愛かった。


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