奇妙な家族?

皇室の伝統を守る国民の会によると、私の家族は奇妙だそうだ。

もちろん、どこかで「チャートの家族は奇妙だ」と述べたわけはない。私の存在さえ分かるはずはないし。しかし、「政府が発表した「皇室制度に関する有識者ヒアリングを踏まえた論点整理」に関する見解」の中で、そういうことを意味する内容が明記される。(その見解の全文は、10月29日の『神社新報』に記載された。)

問題は、今の皇室典範で皇族の女性が結婚したら、皇族から離脱することだ。周知の通り、現在の皇族の若い世代の大半は女性だ。今は見込んだが、もうすぐ婚姻なさる年齢になっています。だから、皇族の人数が近い将来に激減する恐れは懸念される。そうなったら、皇族の役割を果たせなくなる恐れがあるので、制度の改善を考えている。今のところ、皇位継承の制度の改革を考えていないそうだ。なずなら、久仁親王殿下がお生まれになったので、取り敢えず現存の制度で数十年間の継承が見込まれるからだ。しかし、十数年以内皇族が3人になる可能性に直面している。

政府の案の一つは、皇族の女性が結婚しても、皇族のままで残って、皇族の活動に参加することだ。その場合、女性の配偶者や子供が皇族になるか、ならないかと選択肢がある。皇族になれば、前例のない一般の男性が皇族になる現象が現れる。皇室の伝統を守る国民の会はもちろんこれに強く反対する。では、もう一つの選択肢は、配偶者と子供が皇族にならないことだ。それはどうだろう。

皇室の伝統を守る国民の会によると

夫婦や親子の間で「姓」も「戸籍」も「家計費」も異なる奇妙な家族になってしまう

そうか。

私とゆり子の姓は、正式に異なっている。私の姓は「Chart」で、ゆり子の姓は「チャート」だ。発音も異なりますし、表記は明らかに異なる。なるべく同一にしようとしたので、私が姓を片仮名で表記すれば「チャート」と書くし、ゆり子の旅券でのローマ字表記も「Chart」だが、厳密に言えば異なる。

そして、私とゆり子と真由喜の戸籍も異なる。私には戸籍はない。外国人には戸籍はないからだ。戸籍上、私が存在しない。

家計費といえば、私の仕事とゆり子の仕事が異なるし、真由喜の子供手当もあるので、異なると言える。しかし、姓と戸籍は重要な点だろう。

だから、私の体験を踏まえて言えば、姓と戸籍が異なっても、家族が奇妙になることはない。

従って、皇室の伝統を守る国民の会の見解のこのところは、失礼である上、説得力は全くないと思わざるを得ない。


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