このブログを読む方はもう気づいたと思うが、私は神道に強い共感を持っている。それでも、「神道」と関わる行動などのすべてに賛同するわけではない。今日の選挙に向けて神道政治連盟が公開した候補者の推薦基準がいい例になる。その基準に複数の項目がある。列挙して、コメントする。
- 女性宮家の創設へ反対する。私は、男系天皇を維持するべきだと思うが、女性宮家に賛成する。
- 靖国神社からA級戦犯の分祀や新戦没者追悼施設設置へ反対して、総理大臣の公式靖国参拝を推進する。私は、真逆だ。
- 我が国の歴史や伝統文化を踏まえた天皇条項などをある憲法に改憲する。私は、憲法で行政、立法、司法の行動を縛るべきで、文化などを強調するべきではないと思うので、文面上でも反対する。示唆された憲法の形には強く反対する。
- 教育現場で道徳や愛国心の実現。このような行動は極めて危ないと思って、反対する。愛国心を教育で培うべきではない。むしろ、国の行動で得るべきだ。
- 領土問題に強い体制、外資系の水源売買の制限。文面上の意味で反対しないが、示唆された政策には好きなくとも慎重だ。特に、軍事的な行動や対立を強調する行動で領土問題を解決できるとは思えない。
- 夫婦別姓導入へ反対、行き過ぎた男女共同参画へ歯止めを。私は夫婦別姓を容認するべきだと思うが、通称の形でしてもいい。しかし、日本で男女共同参画がただの第一歩を進んだので、歯止めどころか、拍車は必要だと思う。
- 人権救済機関設置法案への反対。ここでよくわからない。人権は重要だが、法案には深刻な問題があると聞いた。法案の詳細を調べない限り、判断できない。しかし、政府に対して人権を強調できる制度は重要だと思う。
- 外国人参政権へ反対。前に述べたように、私は賛成する。国が暴力団のような行動を起こさないために必要だと思う。
- 環太平洋経済連携協定へ慎重な態度。私も賛成する。じゃ、一点で賛成できる。
- 神道政治連盟と密接にして時局問題と取り組む。この基準を考えたら、仮に政治家であったらそうするつもりがあるはずはないだろう。
ちょっと矛盾だね。神道を維持したいが、神社本庁の政治的な活動にほぼ正反対な姿勢をとる。