圧勝と惨敗

昨日の総選挙は決定的だった。選挙後、自民党の新人議員数が選挙前の総合議員数を上回る。この議員が安倍チルドレンと呼ばれるかな。それで、自民党は294議席で、単独過半数を占めるし、公明党と合わせて三分の二を超える。2005年ほど多くないが、政権奪還に成功した。

一方、57議席になった民主党はほぼ撲滅された。日本維新の会の54議席をわずかに上回る。

これで、自民党の政権は安定的だと思うのは当然だろうが、歴史を顧みれば、必ずしもそうではない。2005年の選挙後の自民党の議席数が今回を上回ったが、総理大臣の激しい入れ替わりで2009年の惨敗に至った。そして、2009年の選挙で民主党が308議席を獲得したが、その結末はまだ記憶に新しい。安倍氏は真由喜が生まれる前にも総理になったが、すぐに辞めたので、今回いつまで耐えられるかは不明だと言わざるを得ない。自民党の求心力は民主党のより強いと言えようが、政界再編が唱われたので、再編が失言されるだろう。そうならば、景色が一変変わる。

ところで、城内先生はまた見事な圧勝を果たした。二位の候補者より三倍の票数を獲得した。ほかの候補者を合わせて、1.5倍に近かった。

正直に言えば、安倍氏が中国との戦争を招かない限り、(そしてその可能性は極めて低いと思う。安倍氏と賛同出来ない点は多いが、馬鹿ではない)自民党の公約と民主党の公約には賛同する点と反対する点がほぼ同数だ。仮に参政権を持っていたら、どこに投票するのは難しかった。期待するとは言えないが、現実的な選択肢の間から、悪夢の現実ではない。


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