公平な家事の分担

公平な家事の分担は何だろう。女性がすべてするのはもう古い考え方だが、簡単な答えはない。

まず、家事以外の役割は同じカップルを考えよう。仕事の量も、収入も、子育てへの貢献も同じにする。この場合、公平な分担は半分半分だろう。

でも、何の半分?家事?しかし、家事にはきりがない。家事をしたことがある人には明白な事実だ。だから、家の状態が十分になったら、止めるのは唯一の方法だ。では、片付けが十分になったのは、いつ?

この質問には、客観的な答えはない。不十分な水準はある。衛生面で明らかな問題が発生すれば、家事は不十分だ。しかし、このレベルは意外と低い。書類などを一切片付けなくてもいいし。心地がよくなる状況は、人によって違う。

実は、数値で計れないだろうが、説明するために数値を使う。AとBが一緒に住んでいるとしよう。Aの心地よい状態に至るために、毎週2個の努力は必要だ。Bの心地よい状態に至るために、毎週4個の努力は必要だ。Aから考えれば、公平な分担でAもBも毎週1個の努力すべきだから、Aが1個をする。一方、Bから考えれば、公平な分担で二人とも毎週2個の努力すべきだ。合計で毎週3個の努力になる。

このままで進めば、Bの家事の量はAの倍になるし、家の状態がまだまだBの心地よい状態に至っていない。Bが不満を抱く可能性は高い。しかし、Aは、自分の分をちゃんとやっている。Bが同じレベルの家事をしたら、Aは満足する。

では、誰の基準を使うか?公平と言えば、Aの基準しか使えない。Bの勝手な思いがAに義務を与えるわけはない。公平のみを考えれば、Bが2個の家になれるか、それとも毎週3個の努力をするか、という選択肢だ。もちろん、Bが1個にしてからAが家事について文句を言えば、不公平だったのが明らかになるが、Aがまだ満足すれば、Bには文句を言う資格はない。

この場合、家事はBの趣味だ。もちろん、趣味でAの手伝いや応援をもらうことができるが、それは公平の問題と全く違う。

ところで、AもBも男子大学生だ。


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