昨日、沢山寝られたので、今日代表者会議について書きたいと思う。
全体会で、今年度の年次報告案が配られたし、提言の取り組み状況の報告もあった。川崎市が代表者会議の提言を拒否することはないそうだが、時間がかかるものもある。その過半数は確かに「国に働きかけてほしい」という提言だから、個人的にそのような提言は避けてほしい。一方、市内のことでも、行政が問題解決を自分で評価しても、私たちが解決を認めない場合は、もう一度提言するしかないようだ。行政の評価を不受理にする措置があったほうがいいだろう。拘束力はないが、まだまだ終わっていないことを指摘する方法としていいかもしれない。
そして、分科会に入って、審議が進んだ。
まず、「まちづくり」と呼ばれたテーマを「企業の誘致と社会貢献素促進」と名付けて、具体的に何を審議するかを定めた。税制などで、川崎市が市内に活動する企業を市内施設などに貢献するように促進する方針をとる可能性を検討する。外国人市民の代表者だから、主に外資系の企業が外国人市民の貢献に努める方法を検討するが、制度的にそれほど制限するつもりはない。外国人市民も市民だから、市民の生活を豊かにする活動も当然応援する。まだ具体的な提案はないが、次回できるかと思う。
そして、また情報伝達について審議した。川崎市が近日「外国人の皆様へ」という小冊子を改訂して発行するつもりだから、その見本を配ってもらった。そのまま発行する予定だったそうだが、会議で翻訳の問題が相次いで指摘されたので、もう少し修正してから発行することになる可能性は高い。翻訳は本当に難しい問題だよね。自分で確認出来る場合は少ないし、本当に巧みにできる人は非常に少ない。特に、珍しい組み合わせの場合はそうだ。日本語と英語は比較的に簡単だが、日本語とタガログ語ができる翻訳者を見つけるのは大変だ。
しかし、冊子の内容を評価したので、必要とする人の手に届けるための手段を考えた。区役所だけではなく、行政サービスコーナーに置いたり、町内会の回覧板で一枚で「この資料が存在するので、ぜひ。そして、近隣の外国の方がいれば、教えてください」という内容をまわしてもらうなどのアイデアがあった。オープン会議でいただいたアイデアも活かすつもりだが、その一つは次回の全体会でちょっと論じるつもりだ。
ところで、この冊子はもともとA4版だったが、私たちの意見に基づいて、A5版になった。持ち易くなったと思うが、会議で事務局の方が説明するときに「エイゴバンになった」と言ったので、「言語の英語ではなく、A4、A5の大きさのA5だ」と言う必要があった。英語版もあると便利だが、最初から英語版を作るつもりは当然あった。同音異義の言葉は紛らわしい。
情報伝達の問題は、非公式の市役所への提案で大きく改善出来る可能性があるので、提言を別のテーマにする可能性を今感じるが、これからの審議がどう展開するかによって決める。とにかく、建設的な審議が続いている。