アシカの祭祀

先週の『神社新報』で面白い祭祀が紹介された。神奈川県にあるマリーンパークで合格祈願が執り行われた。なぜマリーンパークで行ったかというと、その施設の有名なアシカが滑らずに歩けることからだ。要するに、試験で滑らないように、滑らないアシカに因む合格祈願祭が斎行された。

これ自体は面白いが、より面白いことは、アシカが祈願祭に参列したことだ。飼育員と一緒に適切なところで頭を下げ、そして玉串を捧げて、二拝二拍手一拝の作法を無事に遂行したそうだ。記事には写真が付いているので、頭を下げているアシカの姿を見ることができた。

この出来事は面白いだけではなく、興味深い。もちろん、一つの祭祀から神道一般を論じることはできないが、この祭祀を神社会の新聞で公表し、祭主の神職も『神社新報』の編集部も問題になるとは思わないようだ。しかし、他の宗教で動物が祭祀の中心的な出来事を行ったら、騒ぐことは多いだろう。キリスト教で動物がミサを受けることはないと思う。

少なくとも、神道の祭祀はいつも伝統に則って執り行われるとは言えないことは明らかだ。前にもこのブログで述べたが、これはよいことだと思う。神道の中心には産霊の概念があるが、その一側面は新しい祭祀を発想することだと主張したい。試行錯誤でよい祭祀を作り出すので、このようなアシカが参列する祭祀もしてみて、それからどうするかを考えてもらえれば神道の将来も保証されていると思う。

真由喜の長編絵巻

先日、真由喜が長い話を作って、私に見せた。アメリカへの旅の話だったが、絵が語った。

まず、トランクに洋服を真由喜が自分でつめる場面から始まる。次は、ゆり子と一緒に空港へ向かう姿で、真由喜が大好きな人形を持っている。空港で飛行機に乗ること、そして飛行機が私が帰宅するシーンを通ること。やはり、私を置いてアメリカに行くことになった。(現実にも同じことがあるが、私が休める期間とゆり子と真由喜が休める期間は異なるからだ。)

そして、アメリカで私の父に迎えてもらって、車に乗せられて家に行く。就いたら、寝ている真由喜がベッドまで運ばれるが、翌朝食事をする姿も、父の妻との買い物も、家で遊ぶことも、十数枚の話だった。

それでも、真由喜はまだ英語に対してちょっと消極的だ。私の英語を拒絶しないが、自分で発信することはまだまだ少ない。自然改善を望むが、刺激も用意しなければならない。

外国人市民に係わる調査準備会

今日、川崎市役所での会議に行ってきた。その会議の目標は、外国人市民に係わる調査の準備だった。

この調査は、前期の川崎市外国人市民代表者会議の提言で依頼したものだ。川崎市が過去にも同じような調査を行ったことがあるが、それはもう20年前の平成5年だったし、環境と外国人市民の実態が大きく変貌したのは明らかなので、現況を把握するための調査が施策には役に立つのではないかと思って、提言した。この提言は、前年度の提言だから、今年度に市長に提出された。つまり、年度内に行政が動いてくれた。

この会議の事務局は、代表者会議の事務局と同じだが、メンバーは違う。共通するのは私だけで、在日韓国人の方と有識者の方は他のメンバーだ。メンバーの一人は、前回の調査の実行委員会の委員長だから、継続性を保つことができるだろう。

今日の会議は、本当に最初の段階だったが、よく進んだと思う。川崎市の過去の調査と他市、他県、他国での調査との比較を可能にする形は重視するし、代表者会議の調査項目についての意見を尊重する方針を固めた。前回の調査の委員会は日本人ばかりだったそうだが、今回は動機は外国人市民からだし、外国人市民の意見を取り入れられるので、当事者と深く係わることになるだろう。

大きな問題は、聞きたいことは山ほどある事実だ。すべてを盛り込んだら、100問か200問の調査になる。そうなら、回収率が極めて低いと予想できるだろう。だから、まず「できれば聞きたい」項目をリストアップして、そして会議でしぼる予定だ。このしぼる過程で、代表者会議からの意見を聞くと思うので、私が報告することになる。

実施について、外国籍の市民だけではなく、帰化した人と国際結婚などで生まれた日本国籍の市民も対象とすることはできればと思う。ここで、存在を把握することは問題だが、事務局によると帰化した人は把握出来るそうだ。大人になった国際結婚で生まれた人はもう少し把握しにくそうだが、工夫を考える。調査票の調査の後で、面接調査を行う予定だから、多分面接の法で対象とするだろう。

川崎市に住んでいる外国人の経験は、出身地などによって大きく異なると思われるので、無作為な選出するが、重きを調整して、なるべく統計有意のある結果がでるようにも工夫するつもりだ。100人ぐらいの回答は必要だそうだから、限界があるが、調査結果にはなるべく信憑性があるように頑張りたいと思う。

次回の代表者会議で報告するが、それから調査項目についての意見を募集する。次の調査会の会議は、来年度になるそうだが、来年度内準備を完成して、平成26年度に実施する構えだ。市の行政に役に立つ結果を得るように頑張る。

家族休日

家族の絆の重要性は広く認められている。絆を強める方法は考えられるが、いつも時間は必要だ。そして、その時間が家族に重要な日にちにあれば、絆と思い出を強めて、精神的な基盤が敷かれる。

だから、家族ごとに休日を定める権利を与えるとよいと思ってきた。

法律上のことだから、「家族」は一つの戸籍に記入されている人にする。筆頭者が届け出すれば、休日が定まる制度がいい。つまり、受理を拒否する権利はない。もちろん、定日は必要だが、旧暦での定め、ある日に近い金曜日の形での定め、そして登録した暦によっての定めも認めるべきだ。例えば、イスラム教には特殊の暦があるので、イスラムの暦による休日を定めることを可能にするべきだ。

この休日は、法律上の休日だから、仕事を休む権利がある。同じように、学校等を休む権利もある。それに、重要な試験やイベントを参加者の休日にスケジュールすることを禁ずるべきだ。休日は事前に登録するので、これは可能だ。

これで、宗教の祭日を休日にすることはできるが、「本当の宗教」を決める必要はない。この権利は一般にあるので、自分の宗教の一番重要な祭日に定めることはできるし、無宗教であれば誕生会や結婚記念日に定めることもできる。このように、国民の自由を増す。そして、国の多様性も増す。国が定める休日の旅行ラッシュがちょっと和らぐとも思える。

私は、自由も、多様性も、家族も大事に思うので、この法律の設定で、その三つの促進を図るとよいと私は思う。