急務:男女共同政策

私は、男女共同政策を急務として思う。この意見を不思議に思う人は少なくないだろう。確かに、何もしなくても社会が崩壊するはずはないし、男尊女卑の社会が数千年続いてきたので、女性に公平な機会や生活時環境を与えなくても、生き残る。だから、改善するべきだと思っても、急務だと判断する根拠は欠如するのではないか。

それは認める。緊急である理由は別だ。本当の男女平等は、人の態度から発生する。男性でも、女性でも、役割を担えると一般の人が思ってこない限り、不平等な扱いが根強く残る。それより深刻な問題がある。男性と女性は平等であっても、全く同じ職業や生活を狙うとは限らない。現在、その違いは明らかだが、少なくとも一部は社会の影響だ。例えば、兵士になりたい女性は、できない。そして、保育士になりたい男性は少ない理由は、社会で流行するイメージは女性であることに基づくのではないか。しかし、男性と女性は本当に生理学的に違う。何がその相違点に影響されるかは、今理解できない。だから、男性と女性に同じような職業や生活を押し付けたら、それは自由を侵す可能性がある。一方、ただの社会の偏見であれば、そのままにすることは自由を侵す。男性も女性も自分の好きな方向を選んでいることについて確信を持つために、社会から偏見を一度払拭しないといけない。

偏見などを払拭するには、法律は無効だ。それはちょっと言い過ぎだと認めても、法律の効果がすぐにでるはずはない。むしろ、時間は必要だ。十年が経てば、人の意見が自然に変わる。特に環境が変わったら、前に考えなかったこと、あり得ないと評価したことが当たり前のことになる。本格的な変化には数十年がかかるとも言える。

だから、男性と女性についての偏見を溶かすための方針を導入しても、結果は数十年先のことだ。今導入すれば、真由喜が死ぬ前に結果が見えてくるだろう。私が結果を見る可能性は低い。それほど時間が必要になったら、なるべく早く始めるべきだ。必要な数十年に何かが起こって、改善の支障になる恐れもあるし、何も変わらない間に自分の自由を十分発揮できない女性が多く生まれて、成長して、そして死ぬ恐れもある。人のために、そして社会のために一日も早く発起してほしい。


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