日本論理検定協会のオフィスに行く前に日枝神社によくお参りする。オフィスは近くて、赤坂見附の方にあるので、お参りすれば、裏側の稲荷参道で行く。その参道には朱鳥居が並んで、トンネルになっているし、参道が階段になる。それに、狭い。二人が反対方面へ向かえば、通れるが、それ以上の人数であれば一列ずつにならないと無理だ。
先日、神社を出るときに参道を通れなかった。テレビカメラと一緒に人が上がってきていたからだった。スタッフの一人と一緒に踊り場で待ったら、本体が着いたら「偶然だが、取材しよう」と一人が言って、カメラを私に向かって神社の雰囲気や日本の滞在時間について質問した。主役は二人の若い女性だったし、スタッフの一人の腕には「極旅」と書いてある巻物があったので、その番組の収録だったのではないかと思う。
一分未満の取材だったので、放送されるかどうか、そして本当にその番組だったかどうか分からないが、当然番組の来週や再来週の放送をチェックすると思う。そして、もう一つの興味のある点がある。正式に、私の取材を放送する許可を求めなかった。しかし、テレビカメラに向けて質問等に答えたので、強制的や無意識な撮影ではなかったことも明らかだった。放送されれば、その程度の同意で十分であることが分かる。
それはともかく、ちょっとした面白い経験だった。「日本語は上手ですね」とまた言われたが、「日本はもう十年」と言ったら、納得できる顔した。日本語のレベルはもう滞在時間の知っている日本人の予想の通りになってしまっただろう。前からのことだが、ちょっと寂しい。簡単に褒めてもらえる状態はやはり楽しいよね。