疲れてきたら、そしてストレスを感じたら、怒りを感じてくる。周りの状況で何かに反発しようとする。これは、私だけではないよね。もちろん、深い意味はない怒りであることはよくわかっているので、表現しないように抑える。
じつは、怒るべきではないと私は思う。怒ることはあるのは当然だ。するべきではないと思うからと言って、いつも避けられるとは限らない。しかし、何があっても、怒るべきではないと信じる。
同意する人は少ないかもしれない。子供がいうことを聞かない場合、怒るべきではない。政治家が世界を破壊の道で走らせたら、怒るべきではない。人が犯罪を犯しても、怒るべきではない。怒りは、問題の解決とつながらない気持ちだ。むしろ、悪化をもたらす。怒りはいつも罰や破壊とつながるし、怒る人の目標の達成にも貢献しない。問題はあるが、怒らずに対応するべきだ。
実は、哲学者が「怒らないと相手を人間として扱っていない」とも述べたことがある。私はもちろん同意できない。むしろ、怒ったら、もう相手の個人性を否定することになっている。怒りは、世界が自分の思うままにならないことに反発して、そのように強制的にしようとする情熱だ。世界は、私たちの希望に添わない。よりいい状態を実現するため、怒りが役に立たない。