今日、川崎市外国人市民代表者会議が開催された。
私の任期の最後の一年が始まったが、審議がうまくいったので、満足だ。
社会生活部会で、主に二つのテーマを審議した。それは、情報伝達と過去の提言の再評価だった。
情報伝達で、特に市の応じられない需要への対応について審議した。例で分かり易くなる。例えば、ある人がサンキューコールに連絡して、川崎市内の病院で、イヌクティトット語で対応できる病院はいるかと聞いたとしよう。その場合、答えは「ない」に決まっている。(カナダの北極圏のヌナブット地方の言語だ。)それで終われば、ただ困った人に手伝えなかった。一方、同じ要求が数回入れば、市が対応できる方法を調べたらいいと思われる。問題は、市にはそのような制度があるかどうか。その点について、次回までに事務局に調べてもらうことになった。
そして、再評価だ。代表者会議が一期で提言を四つ提供するのは恒例になった。そして、市の行政が取り組んでくれて、対応に成果挙げたかどうか評価する。しかし、この評価は市の行政の自己評価だ。今のところ、代表者がその評価を検討する方法はない。特に問題視される提言はないが、行政との対話の形のほうがいいと思われる。だから、再評価の方法を検討している。
今日の審議で固まってきた提案は、再評価実行委員会案だ。代表者会議には、ニューズレッターなどを担当する実行委員会が付属するが、代表者が会議の本番の前に集まって話し合う。再評価の実行委員会を設けたら、過去の提言を検討することはできるし、全体会議に案を持てば、臨時会を開いて元代表者を呼んで、ご意見を聞くこともできる。それに基づいて、提言の取り組み状況をより詳しく監視できると思われる。この案の利点は、代表者会議の運営としか関わらないことだ。つまり、代表者会議で決めたら、設けることはできる。提言にする必要は一切ない。
ただし、部会で決められるわけはないので、全体会議に持つことになる。次回の全体会議で審議するだろう。
つまり、今日の審議で二つの重要なテーマを進めたので、提言を纏めなければならない時期に入る前に審議したかったテーマの全ては審議できるようだ。部会長として、嬉しく思う事実だ。