国宝・大神社展

今日、家族で東京国立博物館へ行ってきた。目的は、『国宝・大神社展』を見ることだった。

興味の程度は、所要時間で計れる。真由喜は30分ぐらいで終わった。私は、3時間ぐらいを使って、全ての展示品を一つ一つじっくり見た。

この展覧会は、神道に興味を持っていれば、必見だ。書籍で写真を何回も見たことがある本物は多いし、初公開のものも多い。私にとって、初めて見た物も多かった。例えば、熊野速玉神社に1390年に奉納された神の衣は、本でも見たことはないと思うが、素晴らしかった。

展覧会の期間を前半と後半に分けているが、展示品の半分ぐらいが入れ替わる。だから、私は後半になったら、もう一回見に行くつもりだ。しかし、前半に出た特に見たかった物はあった。それは、石上神宮に納められた七支刀だ。4世紀に百済の王から大和の王へ贈られた剣で、不思議な形だ。神道の始まりの定義によって異なるが、現在の有力説によると、神道より古いものだ。(私の自説でもギリギリだ。)剣には金の文字もあるので、貴重な遺品だから、写真を何回も見たことがある。本物を見る機会はむしろ少ないので、見逃しては行けないと思った。展覧会で、剣を木製の型に嵌め込んだが、それは損傷はないような装置だと思う。

もう一つ特に見たかった展示品は、春日神鹿御正体だった。これは14世紀の銅像で、鹿の背中に榊と鏡がある。感動した。これは、展覧会の最後まで展示されるようだから、ぜひ見に行ってほしい。

この宝物の殆どは、神様に奉納された。そのため、本殿に納められ、公開されていなかった。だから、まだ神社の本殿には、同じように素晴らしい物が待っている可能性は十分ある。遷宮や造替があるとき、取り出すこともあるので、これからも公開されるだろう。それも、楽しみにする。

一つの展覧会で数多くの作品を見たら、神道美術の印象ができた。神様の用品や神社の風景を描くものは重要で、神像はそれほど重要ではなかったようだ。やはり、実物を見ることも、神道の理解に必要だ。

ところで、私が展覧会を見ていた間に、ゆり子と真由喜が科学博物館を訪れたが、それも楽しかったそうだ。いつか、また家族で行くつもり。