昨日のニュースでペットの避難についての話を聞いた。福島県の警戒区域の中で、多くのペットは今でも取り残されているそうだから、将来にこの問題にどう対応するかは審議されたそうだ。結論は、避難所へのペットの受け入れを可能にする指針を義務づけることだった。
私は賛成だ。ペットは家族の一員になるので、避難所まで連れて行けなければ、精神的には落ち着けない。避難所での生活には、精神的な安定感は重要だ。
ただし、動物アレルギーを持つ人もいるし、動物がいると落ち着けない人もいる。この人の安心にも配慮しなければならない。結果として、ペットが受け入れられる避難所とそうでない避難所を設けて、住民にどちらに避難するかを事前に聞くしかないだろう。そして、住民の依頼を必ず尊重しなければならない。これは、自治体の負担を増すが、回避できない事実だろう。
やはり、災害時に住民は余儀なく集団生活にされるので、その精神的な準備は重要だ。阪神淡路大震災の後で、避難所での目隠しの必要性が浮上したが、東日本大震災でペットの対応の必要性も明らかになったようだ。災害対策は、結局試行錯誤で固められる。