批判方法

最近、批判のやり方について考えてきた。「それはダメ!」というのは簡単だし、本当のことである場合もある。そして、自分は正義の味方である気分になるので、心地よい行動だ。

しかし、このような否定的な方法を避けた方がいいのではないかと思ってきた。理由は複数ある。

まず、人の自由を尊重すれば、その人の行動を否定するのは良くないと思える。自由を縛るほどのことではないとはいえ、行動を制限しようとすることだ。「このようなことをしないで」という意味だから、選択肢を少なくする。他方、行動を促進すれば、ある選択肢に注目を集めるが、選択肢を排除しようとしない。肯定的な環境で自由に選ぶことがよりやり易くなるのではないかと思っている。

そして、人の行動を批判すれば、その人に精神的な傷を負わせることは少なくない。自分の行動を否定されたら、自信が低下することはある。他方、ある目的を目指すように促されたら、より積極的になることは多い。

最後に、否定的な言動で、どうすればいいかは言われない。ただ、この行動を避けろという警戒でとどまる。一つの行動を排除しても、選択肢は山ほどあるので、適切な行為を選ぶには貢献しない。他方、何かの推進すれば、そうすればいいかは即座に答えられる。こうすればよい。だから、アドバイスとしても有利だろう。

確かにこの方針を完遂するのは難しい。許し難い行動に対する批判したくなるのは当然だ。しかし、その場合でも肯定的なやるべきことは言えるだろう。その方向から言ったらいいかと思っている。

過去を振り返ったら、私がこの方針に従ってきていない。それは当然だ。傾向としてあったが、方針として固めるのはつい最近のことだ。そして、これからこうするように決意しても、すぐに完璧になるはずはない。でも、試してみたい。試せば、無理があるかどうか分かってくるし、効果があるかどうかも分かる。


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