就職支援

今日はまた代表者会議が開かれた。今回も審議がうまく進んだと思う。

提言の取り組み状況についての再評価の件で、市の検討委員会との話し合いが一歩進んだとの報告があって、次回まで保留した。まだ具体的に審議できる段階ではないが、次回は9月だから、その時点でできるのではないかと思う。少なくとも、事務局の方も年度内何らかの具体的な結論に至るのではないかと思うそうだ。

そして、今日の主なテーマは就職支援だった。これは、私には馴染まないテーマだ。作家の仕事は「就職」の形ではないし、出版社はアメリカだし、そして英語教師の仕事は、自営業だから「就職」はない。日本論理検定協会に確かに就職したが、協会側が私に声を出してくれたので、「就職活動」は理事長にお昼をおごってもらうことだった。

事務局にいつものような詳しい現状の説明をいただいて、制度としては整っている印象だった。しかし、体験話になったら、外国人であることで就職を断られた人は少なくないことが明らかになった。ハローワークに行っても、就職先が見つからないことは多いようだ。だから、この問題について審議した。

求職する外国人を大別したら、外国人ならではの技能を持っている人と、日本人並みの能力しか持っていない人だ。前者は、特に問題はない。情報が共有されたら、採用したい企業を必ず見つける。外国人であることは、間接的に有利になっているので、外国人であることから支援は必要ではない。他方、後者には問題がある。外国人であることは明らかに不利になっている。日本人と変わらないなら、なぜ外国人を採用するか、ということ。(外国人にも職業は必要だから、という答えだが。)

この問題に対して、市は何ができるかが次の課題になった。強制的な基準を設けるのは難しいと思われた。まずは、女性の就職平等は確保されていないので、外国人の問題の優先順位は高くないだろうかと思った。そして、外国人はそもそも少ない。川崎市には比較的に多いが、それでも2.5%程度だ。100人以上の社員はない限り、外国人は一人もいなくても不思議ではないので、何も罰金などを科すことはできない。大手企業なら何かができるかもしれないが、大手企業で外国人ならではの才能を持っている外国人でもう基準を満たす可能性は高い。だから、市が啓蒙活動をするか、外国人を原則として受け入れる会社のリストを作成するかのような呼びかけの制作を考えた。このような対応で問題が解決されるとは思えないが、問題解決への第一歩になるのではないかという気持ちで締めくくった。

次回から、提言の準備に入る。次回の仕事は、提言にするテーマを選択することだ。就職支援は強い候補になったと思うが、他の重要なテーマもあったので、最終決定は次回の審議で。


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