「不敬にあたらない服装」

私は伊勢の神宮の崇敬会に入っていると披露してもびっくりする人はもういないだろう。行事などのお知らせは多いが、もちろん参加できる場合は非常に少ない。三重県は、東京から遠い。しかし、いつも読むし、将来に参加したいと思う。行事には正式参拝が含むことは多いが、服装についての注意が乗載する。「男性はネクタイ、女性は不敬にあたらない服装」だという。「不敬にあたらない服装」は、何だろう。

数週間前に『神社新報』に載った記事でも同じ話があった。ある神社でアニメコスプレの撮影会を開くことになったが、服装が不敬にあたらないように心配していたそうだ。(結局問題はなかったというが。)

不敬にあたる服装は、何だろう。言い換えれば、服装でどうやって敬意を表すのか。一つは、相手に特定された服装を依頼されたら、それに従うことだ。だから、男性であれば、神宮でネクタイをする。ネクタイに加えて、下着はもちろん、ネクタイに合うシャーツやズボンもした方が良いと推測するが、実は書いていないよね。しかし、紋付の羽織袴にするのは、不敬にあたる服装だ。神宮側に洋服は依頼されたので、和装にするのは相手の依頼を軽蔑することで、不敬である。個人的には、これは不思議でたまらない。神道は日本の固有の伝統であれば、和装が適切だろう。実は、白幡八幡大神で和装は最適であるとも言うが、神宮は違うようだ。

さて、特別な依頼はなければ、不敬にあたる服装は何だろう。私は、「何でもいいので、適当にしよう」と考えた服装は不敬にあたると思う。つまり、相手はどうでも良いという態度は、不敬である。相手に好ましい印象を与えるように服装を考えれば、それは敬意を表す服装である。そう考えれば、コスプレは不敬にあたれない。コスプレは、「どうでもいい」の正反対だ。考慮や技術を凝らして製作された服装を、印象を正しく伝えるために着るので、服装を深く考える。それに、相手がコスプレを見て喜ぶように頑張るそうだ。自分のためにも、相手のためにも構成された服装だ。

特に露出された皮膚の面積とは無関係だと思う。そうだとすれば、土俵入りを奉納する横綱が不敬を極まると言わざるを得ない。

つまり、コスプレの服装について心配する必要はないと思う。そして、着る側が神社側の意向を間違えても、それは不敬にあたらない。敬意を表そうとすれば、それは敬意にあたる。特定の姿が欲しければ、具体的な指摘を出すべきである。多様性が増した社会で、「不敬にあたらない」のような曖昧な表現はもはや通じない。


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