イギリスでローヤルベビーが生まれた。イギリスではもちろん、日本でもニュースに出た。真由喜はそれを見て、お姫様の話をちょっとした。
「友達は大きくなったら姫様になりたいって。それはあり得ないね。」
「なぜ?」
「だって、姫様はお妃さんに生まれてくる子だもん。」
「友達は本当に姫様だろう。」
「えぇぇ、それはないよ。だって、普通の子だし、ローヤルベビーのニュースもなかったし。だから、真由喜はアーティストになりたいと決めたよ。」
「なぜ「だから」って?」
「だって、本当にお姫様になりたかったが、分かった。だからアーティストになることにした。」
なるほど。ちょっと「王子と結婚したらお姫様になれる」との話をしたが、強調したくない。
そして、『あまちゃん』で、親が子供の仕事に反対する話がまた出たので、真由喜がまた質問した。
「大きくなったら、しては行けないことある?」
「そうだよ。殆どは他の人を痛めることだが。」
「そういうことではなくて、仕事。」
「あっ、いや、特にない。」
「そうか。」
もちろん、真由喜が選ぶキャリアを応援するつもりだし、今考えているキャリアはアーティストやお医者さんだから、反対する理由もない。
正直に言えば、ちょっとお姫様になってほしくないけどね。