握手会

今日は、北川景子さんの27歳の誕生日で、『27』という写真集の発売。握手会は週末。厳密に言えば、デビューの10周年はまだ数週間先なのだが、誕生日は象徴的。「お誕生日おめでとうございます」と言いたくなるが、このブログで無駄。だから、Facebookで書き込むかな。

ファンと芸能人の関係は複雑だと思う。芸能人は食えるのは、ファンが存在するからだ。それは忘れてはならない。他方、個人個人のファンに対する、芸能人の責任は一切ない。むしろ、ファンの過半数を喜ばせるために、少数のファンの期待を裏切らなければならない場合もある。それだけではない。今のファンだけではなく、将来にファンになる人にも配慮すべき。そして、どのような作品が作りたいか、どのようなファンが欲しいか、どのようなキャリアを成し遂げたいかは、芸能人にとって重要な質問だ。「とりあえず、食いたい」は最初の段階では良かろうが、人気度が高まる次第、どのような芸能人になりたいか、考えなければならないし、実現するために仕事を受けたり断ったりするしかない。

例えば、9年前に北川さんのグラビアやヌードを希望したファンは少なくなかっただろう。しかし、北川さんは、そのような芸能人になろうとしなかった。だから、そのファンの希望を叶えるわけにはいかなかった。その上、仮に北川景子のヌード写真集が発売されたとしたら、失望した女性のファンは多かっただろう。ファンの希望に応える行動は、ファンを失望させる行動と同じだ。ファンの希望はそれほど別れるからだ。芸能人は、ファンに配慮するべきであるのは否めない。しかし、それは個人のファンの希望に何も拘束力を与えない。

だから、芸能人にはファンには、「過去にこうしたので、今もこうするべきだ」という資格はない。「こうやってほしい」と言ってもかまわないだろうが、それでも気をつけるべきだ。余計なプレッシャーになることもあるからだ。強調しないほうが良い。

だから、握手会。本人と数秒間対面する。何か言わなければならない。「んんんん、っっっっっっっっあ」しか言わなかったら、嫌な思いになるはずだ。でも、何を言ったらよいだろう。

私は、感謝を表したいと思う。芸能人がファンに楽しいときを与えた。(そうではないと、ファンにならないだろう。)だから、過去の作品の感謝を表したら良い。確かに、私宛の稀のファンレターには作品に対する感謝が込められたら、大変嬉しく思うし、普通のプレッシャーに何も加えない。

そして、5秒があるので、将来の楽しみも表したい。しかし、これは難しい。将来のキャリアの形を描写すれば、プレッシャーになるだろう。「今までのような活動は続けてほしい」と言ったら、かりに監督の仕事に転職したい北川さんであれば、嫌なプレッシャーになる。だから、北川さんならではのキャリアの展開を楽しみするのような内容は良かろう。

私のTRPGの業界で自称の「ファン」が大きなストレスになるケースは少なくない。他方、私のように作者側の人は、ファンを喜ばせるために努力するには変わりはない。だから、逆な立場になった今で、北川さんはファンを喜ばせるように頑張っていると確信して、ファンとして本当の励ましになることを企てる。


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コメント

“握手会” への2件のフィードバック

  1. Lindenのアバター
    Linden

    握手会はその後いかがでしたか? 伝えたかった感謝の言葉短時間で北川さんに届いたでしょうか。

  2. チャート・デイビッドのアバター

    Linden様、お久しぶりです。握手会は日曜日ですので、後でブログでちゃんと報告します。