オリンピック・パラリンピック

今朝、2020年のオリンピック・パラリンピックの開催都市は東京に決まった。

正直に言えば、私はちょっと消極的だ。そもそもオリンピック・パラリンピックを開催することで利益があるかどうかは疑う。そして、日本で開催することにすれば、東北の方が良いのではないかとも思ってきた。その考えには変わりはない。

しかし、NHKラジオニュースで関係者の喜びを聞いたら実感したのは、オリンピック・パラリンピックは私一人のものではないことだった。安倍総理さえ心から喜んでいたように聞こえた。(喜び振りした可能性にも配慮すべきだが、演技は安倍総理の特技ではないような気がする。)

オリンピック・パラリンピックは一人のものではないのはごく当たり前なことと考えられるので、もちろん前から承知した。ただし、実感すれば、考え方がちょっと変わる。多様性な社会に住むことは、自分が好まないことを好む人と一緒に暮らすことだ。その上、自分が嫌に思うことや行動を願望や決意にする人とも暮らす。もちろん、自分に嫌なものには否定的な態度を取る権利を持っているが、そうしない方が良いのではないかと思う。他の人が自分の夢を叶えるような環境は一番良いと思って、それはオリンピック・パラリンピックに該当することも実感した。

つまり、オリンピック・パラリンピックを東京で開催することを長年夢として抱えた人は少なくない。開催は、日本へ大きな損害を与えたり、私個人には大きな損害を与えたりするわけはないので、私は個人的にこの夢を評価しなくても、支援する人を応援するべきだと思ってきた。

だから、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを応援する。


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