週末に、真由喜の誕生日パーティーを開いた。真由喜の幼稚園の友達を誘って、家で遊ばせた。イギリスで当然なことだが、日本でちょっと珍しいようだ。だから、これは真由喜の英国の文化の体験の一部になった。
パーティーの準備で、ゆり子が相当のストレスを感じたようだ。だから、私も、真由喜も準備に手伝った。天井の飾りは、私が担当した。そして、大雨の合間を縫ってケーキを取りに行ってきた。真由喜と一緒に掃除も手伝ったし、家具も退かした。ゆり子がサンドイッチなどの食事の準備もした。
真由喜の友達がお母さんたちと一緒にきたのは言うまでもないだろう。だから、子供たちが遊んでいた会場の傍らで。ママたちがテーブルを囲んでおしゃべりした。ゆり子は「ただ普通に遊んだけど」と言ったが、6歳でそれはちょうどいいパーティーだと思う。退屈になっていないし、自由に楽しめた。大人の目線から楽しむべきことを強いたら、子供が楽しめなくなることは多いし。ゆり子によると、私がいなかった間に一回の喧嘩が発生したそうだが、一回だけだったし、長くなかったようだ。それに、後で仲良く遊んだので、接し方の練習の喧嘩だったと言えよう。
今回も、真由喜が主導権を握った。皆を背の順で並ばせたら、わずかながらも真由喜は一番背が低いことに気づいた。実は、私も子供の頃背が高くなかったので、真由喜は私と同じく十代で急に高くなるだろう。
それはともかく、真由喜も友達もパーティーを楽しんだようだから、真由喜の誕生日祝いの作戦は成功だった。