婚外子の相続

この前、最高裁判所が婚外子の相続権利についての判決を言い渡した。その内容は、嫡子と違う取り扱いは憲法違反である、と。その結果民法を改善することになっているが、さる11月4日付の『神社新報』で反対する論説が載った。このトピックについてちょっと考えたいと思う。

まずは、婚外子と核家族の関係を論じなければならない。婚外子の親は二人とも未婚である場合、婚外子が核家族の一員になることはできる。むしろ、法律婚を重視して、核家族を促進したかったら、そうするための手続きをなるべく簡潔にするべきだろう。婚外子の親はもう付き合っていない場合は、離婚した家族の嫡子と変わらない。両方の場合、核家族の一部ではない。だから、婚外子は婚外子であることが重要になるのは、浮気で生まれた子である場合に限るだろう。ここで、可能性は二つ。一つは、夫の浮気で生まれた子。このような婚外子は普段核家族の世帯以外で育つ。核家族との関係は薄いと言えるし、家族に対する権利を認めるために妻の権利を侵す必要があるだろう。夫の財産からの扶養が求められるとしても、妻から求めるわけにはいかない。もう一つの可能性は妻の浮気で生まれた子。このような婚外子は普段核家族の世帯内で育つ。(そうしない場合は離婚を起こした場合だろう。例外はもちろんあるが、これは一般論だ。)核家族の法律的や社会的な設定を重視すれば、この婚外子は核家族の一員で、他の一員になる子供と同じ権利を持つべき。他方、血縁を重視すれば、夫の婚外子も妻の婚外子と同じように考えなければならない。

やはり、核家族を重視したければ、婚外子の存在は問題である。夫妻には浮気をするべきではないと言えよう。この実態に配慮すれば、婚外子に相続権を与えること自体は、核家族を弱めるだろう。ただし、婚外子の存在が核家族に問題を与えるとしても、悪いのは婚外子ではない。だから、その問題を解決するための負担は、婚外子に課すわけにはいかない。

法律は、事実に応じなければならない。人の婚外子には、他の子供と同じ相続権を与えなければならない。ただし、婚外子は、親からの相続権しか持たない。親の配偶者からの相続権は一切ない。では、家族の財産は、夫の財産だろうか、妻の財産だろうか。現行の制度で、事実上夫の財産になっているだろう。しかし、それは不平等だし、家族を軽視する措置だ。家族より夫を優先するからだ。家族を重視すれば、家庭の財産の半分を夫のものと見做して、半分を妻のものと見做すべきだ。配偶者の一人が死んだら、財産には均衡はない場合、まず相続ではない形で均衡を復帰するべきだ。そして、残る財産を子供に平等に分ける。未亡人や死んだら、財産の全てを子供に振り分けする。結果として、婚外子でも嫡子でも、親から平等に受ける。家族の立場から考えれば、婚外子には民法の通りの半分の想像だが、それは婚外子には家族に入っていない親があるからだ。

もちろん、このような措置を置けば、子供が生んだ途端遺伝子検査で嫡子であるか、婚外子であるかを確認するべきだ。妻の浮気で生まれた子には、実父からの相続権を確保しなければならないからだ。(法律は、理想ではなくて、事実に応じなければならない。)

もう一つの道がある。それは、国家が家族の形を定めずに、相続の形を縛らず国民の意思を尊厳すること。ある男は正妻以外の子を後継者にしたい場合は安易に許すことだ。例として、昭憲皇太后の息子ではなかった、つまり婚外子だった大正天皇を挙げよう。