安倍首相の靖国参拝と鎮霊社参拝

では、昨日の投稿は安倍首相の参拝の前に書いたので、当然参拝について直接に何も言えなかった。今日の投稿で、その参拝に対する私の見解を説明する。

先ず、参拝しないほうが良かったと思わざるを得ない。近隣国の反応は不合理であるといえども、参拝する前に予想できた反応だし、今のところ地域の緊張感を増すべきではない。特に、先日南スーダンで自衛隊が韓国軍へ銃弾を一万発を提供したことで、日本と韓国の軍事的な協力があって、関係の改善につなげられたかもしれない。その可能性はもう失ったのは言うまでもない。正直に言えば、中国に配慮しても近い将来に関係が改善することは期待できないが、韓国は違う。安倍首相はいかにも個人として靖国神社へ参拝するべきだと思っても、国の指揮者としての責任を持って、我慢するべきだったと思う。

それでも、参拝の仕方を高く評価する。

鎮霊社に参拝したことはもちろん評価する。昨日の投稿でその理由を語ったが、鎮霊社で安倍首相が二度と戦争の惨禍によって人々が苦しまないように誓ったのは、鎮霊社の前であったことは特に相応しい。参拝を客観的に見れば、靖国神社への参拝で「本当に」戦争をまた犯す意思が表されていると主張したら、鎮霊社への参拝が何を表すかは言わざるを得ない。もちろん、鎮霊社への参拝はただの建前だったと言えるが、証拠はない。私が知っている限り、前例はない。靖国神社に参拝する殆どの人は、鎮霊社の存在さえ知らないと思う。そして、記者会見で靖国神社の本殿への参拝より、鎮霊社への参拝を強調した。参拝を解釈すれば、鎮霊社参拝も考えなければならない。

ところで、誰が鎮霊社参拝を提案したかは、知りたいのだ。安倍首相自信が鎮霊社のことを知って発案した可能性はあるが、誰かに提案された可能性は高い。もしかして靖国神社の徳川宮司なのではないかと思う。鎮霊社で、徳川幕府の側で戦死した日本人も祀られるので、徳川宮司が鎮霊社のことを深く理解するはずだ。しかし、これはただの発想に過ぎない。

鎮霊社参拝に加えて、安倍首相が一人で参拝したそうだ。(もちろん警備員も同伴した。)他の閣僚や議員と一緒に参拝しなかった。つまり、参拝の規模を抑えた。報道されるのは分かったが、最低限にしたのではないか。

そして、日にちもある。12月26日は、第二安倍政権の発足の一周年の日だったが、大東亜戦争の重要な出来事に当たらないし、国家神道の時代から継続された祭りとも当たらない。安倍首相にとって重要な日だから、参拝するきっかけは分かりづらくないが、そのきっかけと戦争の間に関係はない。

だから、参拝の詳細を発案したところ、安倍首相が近隣国にかなり配慮したとも思わざるを得ない。だから、参拝は間違いだったと思うが、真摯に近隣国に問題を起こさないように努めたとも思う。果たせない目的であったのは本当に極めて残念である。