節分が過ぎ去り、お雛様を飾る季節になった。真由喜が大変楽しみにしていたので、昨日余裕があって、一緒に飾った。
去年、真由喜が初めて飾りに手伝ってくれたが、今年さらに手伝った。もしかして来年や再来年、私が台を用意すれば、真由喜は一人で飾れるかなと思うほどだった。そして、ちゃんちゃんこをぎりぎり着れたが、来年はもう無理なのではないかと思う。成長は疑えない。お雛様には、健やかな成長を見守る意味も込められていると言われるので、相応しい。
真由喜は明らかに毎年の雛飾りを覚えている。もちろん、0歳の一回目ははっきり覚えないが、物心がついてから毎年の習慣があったことは覚えている。そして、楽しみにしている。これは望ましいことだと私は思う。人生には、年と一緒に回ってくる楽しみにできる行事があると、人生が良くなる。辛いとき、お正月やお雛様、お盆やお祭りは楽しみにして、乗り越えられる。そして、人生を振り返れば、毎年の行事を思い出そうとして、楽しい思出と出会う。予想できない良い日もあると良いが、恒例の素晴らしいことも大事だ。
だから、真由喜の人生には、なるべく多く良い思出になる経験は作りたい。