小杉散歩

先日、武蔵小杉周辺を散歩してきた。これは、今年の近所の散歩計画の第2弾だった。2月の天気などのせいで、実現できなかったが、3月になって、またできた。武蔵小杉は、代表者会議が開催される地区だから、一部は慣れているとは言え、まだ言ったことはないところは多かった。

石段が鳥居をくぐって右に曲がる散歩道は、多摩川の東京側で始まったが、散歩する前に多摩川駅に近い多摩川浅間神社にお参りした。

この神社が案内本に載っていないが、充実した神社だった。御朱印もいただけたし、初宮参りは多かったようだ。浅間神社だから、ご祭神は木花咲耶姫神であり、安産や子宝のご利益を持っている。そう思えば、初宮参りは多いのは当然だ。山の神の神社に相応しく、(木花咲耶姫神は富士山の神様である)小高い丘のてっぺんに鎮座する。展望台から、空気が澄んだら、富士山が見えるそうだ。私がお参りした時にはちょっと曇っていたので見えなかったが、富士山の方向へ視線が届いた。

この神社の参道は、写真で見えるように直線ではなく、斜面を蛇行で登る。参道の両脇に木々が聳えるので、雰囲気はすごくいい。社殿の周りの木々も多いし、御朱印を書いてくださった神職の対応も良かったので、この神社は気に入りました。田園調布の氏神様であるというので、盛んである近所を基盤とするだろう。

覆いやねの下の大きな切り株そして、川を橋で渡って、武蔵小杉周辺を歩き始めた。先ず、日枝神社へ参拝した。この神社の創建は平安時代まで遡るそうだし、境内には神輿の倉庫は多かったので、祭りの時期には賑わうだろうと感じた。しかし、当日の天気は予報より寒くて、雨が脅かしたからか、人はあまりいなかった。

社殿は18世紀の建立であるそうだし、重要な古文書も持っているとの案内板もあるが、個人的に気になったのは神木の切り株だった。昔は、大杉が三本あったそうだが、昭和になって最後に残った一本が伐採されたと書いてある看板があった。切り株はその名残みたい。そして、境内のあちこちに「献木」との碑があった。やはり、境内の杜を再生しようとしている。

この神社は、多摩川浅間神社ほど栄えていないようだが、百年後の鎮守の杜を期待する。

桜が見える二ヶ領用水武蔵小杉周辺で道が多くて、住宅や店舗、産業施設も入れ込まれるので、景色は良いかと訊かれたら、正直に「はい」とは言えない。ただし、活気のある地区であることは明らかだった。店舗のほとんどは、駅から離れても営業していたし、新築や改築の工事も所々見えた。駅周辺の再開発は進んでいるので、この地区の地価が上がっているそうだし、活気もその兆しだろう。

徳川秀忠がこの周辺で邸宅を持っていたそうだが、そのところに今稲荷神社が三つ鎮座する。そして、緑地に近い場所には小杉神社が鎮座する。そして、後日(明日かな)紹介したい神社にもお参りしたので、どうぞお楽しみに。

天気のせいか、この散歩で本格的に楽しむことは出来なかったが、それでも有意義な一日だった。


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