現代の祭り:季節の祭り

神道の祭りが自然と関わるとよく言われるが、農業と関わると行った方が良いのではないか。現代の農業離れがほぼ完全になった状況で、農業の祭りには関心は薄いので、自然と関わる祭りを考えればいかがだろう。

大都会に住む人でも、日本の四季の移ろいに気づくのは当然だ。そして、季節に合わせる行動はまだまだ人気があるので、これを祭りの基盤とすることは機能だ。

まずは、初詣は忘れてはならない。今日盛んになっている祭祀だから、これをベースに氏子たちが参加できる祭りを発展すればよい。もちろん、歳旦祭はもう存在するので、既存の祭りを組み入れることもできる。

そして、桜と花見。花見で賑わう桜の名所は少なくないので、桜祭りを斎行するのは候補だろう。平野神社では歴史のある桜祭りがあるので、前例もある。桜の季節は新年度の季節でもあるので、新しいことへの出発に関連する祝詞や行事は相応しいし、桜がすぐに散るので、長く続かないことへの思いも相応しい。もちろん、祭祀の重要な一部は桜を見ることだから、原則として桜が咲いている間の土曜日か日曜日にすれば良いが、毎年の決まった日々に決定した方が無理がないだろう。もちろん、このような祭りを斎行するために、境内には桜がなくてはならない。

季節が進めば、蛍の季節になる。流れる水も神道の歴史と深く絡むし、夜の祭祀の歴史も長いので、これも相応しい。川のほとりの祭りになるので、禊も組み入れらるだろう。そして、神事を禊の後にすれば、夜中になるので秘儀の様子を強調できる。

蛍祭りを維持するために、蛍が繁栄する環境維持も必要だから、神社を近所の川の状況と深く関わることになる。これも良いと言えよう。近所の人にはその周辺の環境について考える機会を与えるのは素晴らしいことだ。禊と環境維持のテーマの他に、蛍を魂と見立てることもあるので、祖先の祭りにもできるだろう。

秋になると紅葉だ。紅葉狩りの祭りも可能だと思えるし、紅葉を境内に植樹することも良い。紅葉が落ちる季節には、企画の完成にまつわる祭りが適切だろう。そして、労働の間の休憩を賞賛する祭りでもよいのではないか。木々が冬の間に休憩してから、また葉を出すが、人間も休憩すれば良い。このような感覚は、現代の多忙な社会には重要だと思えるので、祭りに関心を引き連れるだろう。

秋のお月見も現在でも人気があるので、これも神社の祭りの基盤とできる。テーマを、宇宙開発の促進だろう。というわけで、現代の祭りには現代ならではのテーマを取り入れても良いと思う。もちろん、歌等の伝統的なテーマでも良い。

雪をテーマとする祭りは、交通の難しさに配慮して、支え合いと共同体をテーマとすることもできるだろう。

このような季節の現象と関わる祭りは、農業関係の祭りと同じように自然に毎年行われるし、現代人にも人気があるので基盤が存在する。しかし、日本の自然は必ずしも穏やかであるとは限らない。それで、もう一つの可能な祭りの形が思い浮かぶ。