経験を広げる価値

経験を広げる価値は何だろう。経験は豊富であることは良いことだと思うのは当然であるような気がするが、それは私だけだろう。理由を共有しないと、誤解が生じるので、ここで私の考えを明らかにしたい。そして、自分の中で価値や最終目標ははっきりされていなかったら、具体策を選ぶのも難しくなる。「経験を広げる」と言う表現で、沢山の行動が包含されるので、価値を見据えて、適切な行動を選びたいと思われる。

豊富な経験の一番の価値は、想像力を高めることだと思う。

人間は、真新しいことを発想するのは難しい。それより、既に知っていることを組み合わせて、新しいことを構築することは多い。比喩的な考え方はその一例である。組み合わせに限られると、本当に新しい物を発想できないと思われるだろうが、そうではない。新しい組み合わせは事実上新しい発想だし、その組み合わせが基礎的な概念になれば、さらに新しいことが生まれる。そして、組み合わせではない概念は無理であるとは言い切れないが、少なくとも珍しいし、他の人に説明したり伝えたりするのは大変だ。

このような組み合わせは基本であれば、組み合わせるための材料は必要である。その材料は、経験から受けるので、豊富な経験は一番良い。

このように抽象的に話せば、ヒュームの哲学を思い浮かばせるだろうが、実はそれほど根本的なことを言おうとしていない。むしろ、かなり具体的なことを考えている。例えば、女性の首相は愚か、女性の政治家を見たことがない人は、女性が首相になることは想像できないことは多い。だって、女性は政治家ではない。同じように、男性の保育士は不自然に感じることがある。社会問題から目を離れても同じだ。小説でいつも一人の主人公が敵を倒して勝利すれば、主人公は数人あって、主人公の一人の敵はもう一人の主人公である構成は想像しにくいだろう。

もちろん、天才であればこのようなことは想像できるだろうが、殆どの人は天才ではない。それでも、価値がある行動を実現できる。豊富な経験があれば、より価値があることはできると思える。経験は狭いと思い浮かばないことと取組んで、価値のある成果を上げることは少なくない。例えば、旅行先の町である祭りを見て、自分の地元に合わせて実現することはある。これも、経験が広がったからこそできることである。

豊富な経験にはこの役割があれば、必要な経験を描写できる。過去の経験と違って、そして過去の経験から簡単に想像できない経験であると良い。生憎、このような経験を得るのはちょっと難しい。前の経験に基づいて想像できないとしたら、どうやって見つけるのだろう。それは、次の投稿で考えたいと思う。