少子化称讃

少子化モンダイを取り上げる記事などは多いが、ここで簡単に問題ではない見解を強調したい。

まず、日本の自給率が50%を下回るのは周知の通り。この状況を危惧する人は少なくないし、適切な反応だと思う。日本の農業の効率化で自給率を上げることは可能だが、日本の農業の生産を倍増できるとは思い難い。だから、自給率問題を解消するために、人口減少は必要だ。人を殺さずに人口を減少させるために、少子化は必要だ。時間も必要だが、少子化と時間を合わせなければならない。

そして、地球儀を俯瞰する立場から人類の総合人口を考えれば、多すぎるほかならない。これは環境問題の基本的な原因だし、人口の減少か、少なくとも安定化を実現しなかったら問題がさらに悪化するに違いない。このような方針は、自分の国から始めさせるべきだから、少子化を歓迎できる。

日本国内の過密な都市も、少子化と深い関係を持つ。先ず、大都会の密度は、人間の生活には良くないとも言われるし、地震大国の日本の場合、危うい。人口が減れば、その密度が自然と和らぐが、もう一つの側面がある。田舎の高齢化問題は、少子化だけから発生するわけはない。都会へ移住する人口の流れも大きな原因となっている。だから、田舎に人を留まらせられたら、少子化から発生している問題の一部が解決されると思える。

もちろん、人口が減少スパイラルに入ってしまったら良くないので、適切な人口を維持するための政策は必要だ。そのような政策は、女性一人には原則として子供二人がいることになるが、適切な人口を決めるために有識者の審議は必要だ。ぼんやりと考えれば、9000万人程度なのではないかと思うが、それは特に裏付けはない数値だ。

そして、年金制度では、高齢者一人には現役世代二人以下が存在することは長期的な現実になると思えるので、制度改革は必要だろう。医療制度や介護についても考えなければならないが、問題は解決できると確信する。少なくとも、人口を無限に増やすことは解決策にならない。

人口減少には利点もある。問題を回避することは見逃せる利点ではないが、実感しにくいだろう。都会の人口が減れば、緑化がより簡単になるし、住居の床面積も上がると思える。この双方は生活をより快適にする。実は、大きな影響があると示唆する研究もあるようだ。人口減少とともに都会から田舎や地方都市の逆流が実現されれば、さらにこの効果は期待できる。

だから、少子化を問題視するべきではないと私は思う。問題はあるが、少子化を歓迎して、別な手法でその問題を解決するのは正しい。