中年危機

英語でmid-life crisisという。特に男性が40代になったら、人生の先行きを悩む現象だ。高級スポーツカーを買ったり、浮気したりすることは典型的だろう。「俺の人生って、どういう存在?」って。

私も中年の男性だから、完全に免れるわけはない。しかし、スポーツカーには興味はないし、浮気する気もない。それに、今までの人生を振り返ると、強い不満はない。成功に終わらなかったことは十分あるが、十代の夢が叶ったこともある。具体例を挙げたら、哲学の活動が成功に終わらなかったが、二十歳前後だった頃監督したかったArs Magicaは、この十数年監督してきたし、その成果には満足している。人間の作物には完璧なものはないが、目指したことをだいたいできたと感じる。なんでもできる人間でも、すべて一生涯にできるわけはないので、経歴として良い。

だから、私の危機感の源泉はちょっと違う。考えたら、下記の分析になる。

現代、40歳ぐらいになったら、まだ働き盛りだ。それに、その状態が20年間程度続くと思っても良い。だから、人生の終わりではない。一方、残っている人生の制限は見えてくる。まだまだ何かできるが、成果を挙げようとすれば、時間を無駄にしてはいけない。つまり、どうすれば良いかは、重要な課題になってくる。

これは私の現状だ。人生を、何のために尽くすか、悩んでいる。